イップスで悩むアスリートへ。私の体験と克服の第一歩

 

こんにちは!

ボディコントロール講師の佐野雅俊です。

 

1月に入り、

メジャーリーグに挑戦する日本人選手の

移籍チームが続々と決まっていますね。

 

 

つい先日は、佐々木朗希選手が

ドジャースへの移籍会見を行いました。

 

また、元阪神タイガースの藤浪晋太郎選手も

マリナーズとマイナー契約を結びました。

 

各選手の活躍が今からとても楽しみです!

 

さて、藤浪晋太郎選手といえば、

かつて荒れ球やイップスに悩んだことも

知られています。

 

あなたも「イップス」という言葉を

耳にしたことがあるかもしれません。

 

今回は、イップスの原因や、

それにどう向き合うべきかについて

お伝えします。

 

私が取り組んでいる

ボディコントロールトレーニングとも

深く関わりのあるテーマですので、

ぜひご覧ください!

 

そもそもイップスとは、

「主にスポーツの動作に支障をきたし、

突如自分の思い通りのプレー(動き)が

できなくなる症状」 のことです。

 

 

ゴルフや野球、サッカー、テニス、卓球など、

様々なスポーツでみられます。

 

例えば、

野球選手が突然ボールを投げるのが

怖くなったり、

ゴルファーが短いパットをミスし続ける

といった事例があります。

 

イップスの原因としては、

精神的なプレッシャーやトラウマ、

さらには身体の動きと心のバランスの崩れが

挙げられます。

 

特に、プレッシャーの強い場面で

イップスが出やすくなることが多いようです。

 

実は、私も現役時代に

軽いイップスを経験しました。

 

それは、練習中に突然訪れました。

 

体が思うように動かなくなり、

正確に動こうとすればするほど、

どんどん体が硬くなっていくのが

わかったのです。

 

焦りが募り、無理に動こうとすると、

手先にばかり力が入ってしまい、

結果としてバランスを崩したり、

パートナーを押してしまったりと、

散々な状態でした。

 

これまで当たり前にできていた動きが

突然できなくなる。

 

そんな状況に本当に悩みました。

 

 

ですが、この経験を通じて、

体と心のバランスを取り戻すことの大切さを

痛感したのです。

 

今では、この経験が

私の指導にも活かされています。

 

イップスは誰にでも起こり得ることですが、

解決の糸口は必ずあります。

 

同じ悩みを抱える方に寄り添いながら、

サポートしたいという思いで

日々取り組んでいます。

 

イップスの克服には、

いくつかの方法がありますが、

私がまず実感したのは

「焦らずに立ち止まる勇気」の重要性でした。

 

イップスに陥ったとき、

何とかしようと焦るほど体も心も硬くなり、

状況が悪化してしまいます。

 

私自身、当時は

「もっと練習すれば何とかなる」と思い、

無理をして取り組んでいました。

 

しかし、結果は逆効果。

 

自分を追い込むだけではなく、

失敗するたびに自信を失っていきました。

 

 

その後、アプローチを変えることで

少しずつ状況が改善しました。

 

具体的には、次のようなことを意識しました。

 

1. 小さな成功体験を積み重ねる

動きを分解し、

一つひとつの動作を丁寧に見直しました。

 

できる範囲で無理をせず、

成功体験を少しずつ積み重ねることで

自信を取り戻しました。

 

2. 身体の使い方を見直す

動きがうまくいかない原因が、

身体の使い方にあるのではないかと考え、

基礎的な体の動きやバランスに

目を向けました。

 

特に、全身の連動性を意識した練習を

取り入れたことが大きな効果を生みました。

 

3. 心と体のリラックスを大切にする

深呼吸やリラックスを意識し、

過剰な緊張を解くことに集中しました。

 

自分の心と体の状態を受け入れながら、

少しずつ前に進むことができたのです。

 

このようにして、

私は少しずつイップスを

乗り越えることができました。

 

もちろん、すぐに

完全に克服できるわけではありませんが、

 

この経験を通じて、

「動きの質を高める」

「心と体のバランスを取る」ことが

どれほど大切かを学びました。

 

私が今、

ボディコントロールトレーニングを通じて

多くのアスリートを

サポートしたいと思うのは、

この経験があるからです。

 

誰もが壁にぶつかることはありますが、

それを乗り越えるためのサポートや

環境があれば、必ず前進できます。

 

イップスは多くのアスリートが経験する壁ですが、

決して乗り越えられないものではありません。

 

私自身もその経験を通じて

学んだことがたくさんあります。

 

大切なのは、一人で抱え込まず、

自分を責めすぎないことです。

 

そして、自分の体や心と向き合いながら、

少しずつ前に進むことを諦めないこと。

 

焦らず、一歩ずつ進んでいけば、

必ず道は開けます。

 

もしこの記事を読んでいる方の中に、

イップスや体の動きに悩んでいる方がいれば、

ぜひ一度ご相談ください。

 

ボディコントロールトレーニングを通じて、

あなたが自信を取り戻し、

本来の力を発揮できるよう

全力でサポートいたします。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげる

ボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。

 

 

 

 

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