マラソンに挑む不破聖衣来選手と“故障予防の基礎力”

 

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

日本女子長距離界のホープ

不破聖衣来選手が、

2028年ロサンゼルス五輪での

マラソン出場を目指し、

ついに実業団ランナーとして

スタートを切りました。

 

 

23日に行われた社会人デビュー戦の

東日本実業団選手権1万メートルでは、

堂々の5位。

 

不破選手といえば、

拓大1年時の2021年12月、

1万メートルで現日本歴代3位の

30分45秒21を記録し、

一躍脚光を浴びました。

 

しかしその後は度重なる故障に悩まされ、

約1年半にわたってレースから遠ざかるなど、

苦しい時期も経験しています。

 

それでも直近3カ月は

順調に練習を積み重ねており、

「まずはけがなく練習を積んでいきたい。少しずつ距離を伸ばして、マラソンに挑戦したい思いが一番強い」

と前向きな青写真を描いています。

 

トップアスリートとして再出発した

不破選手の姿は、多くの人に勇気を与えます。

 

そして、彼女のように

一度は故障に悩みながらも

再び走り出す姿を見ると、

「ケガを予防しながら、パフォーマンスを高めていくにはどうすればいいのか」と、

私たち指導者にも大きな問いを

投げかけてくれます。

 

実は、ここで重要になってくるのが

“ボディコントロール”  です。

 

ボディコントロールとは、

動きの中で体のバランスを安定させ、

力を効率よく発揮するための

基本的な能力のこと。

 

 

特に競技中は無意識のうちに

体に大きな負担がかかるため、

体の軸がブレたり、

不要な力みが入ったりすると、

それが積み重なって

ケガや故障の原因となってしまいます。

 

実際に、パフォーマンスが高い選手ほど、

見た目には派手な動きはなくても、

芯の通った安定したフォームで

プレーしています。

 

これは、地味であっても

日々のトレーニングの中で、

身体の使い方を丁寧に積み重ねてきた証拠です。

 

特に長距離走のような

繰り返し動作が続く競技では、

ほんのわずかな姿勢の崩れや

バランスの乱れが、

やがて足や膝、腰といった

特定の部位に大きな負荷をかけ、

慢性的な故障につながってしまうのです。

 

逆に、

しっかりとボディコントロールが

身についていれば、

必要以上に筋肉や関節に

負担をかけることなく、

効率よく力を発揮することができます。

 

それは結果的に

パフォーマンスの向上にもつながり、

さらにケガの予防にもつながる、

まさに “一石二鳥” のトレーニングなのです。

 

私のスタジオでも、

多くのアスリートが

このボディコントロールを身につけることで、

以前よりもケガをしにくくなり、

自信を持ってプレーできるようになったという

声をいただいています。

 

どれだけ優れた才能や能力があっても、

それを発揮できる土台が整っていなければ、

思わぬところで足をすくわれてしまう――。

 

だからこそ、

今後さらに高いレベルを目指す

すべての選手にとって、

まず身につけるべきなのは

“体の使い方” なのだと思います。

 

私たちは、

あなたがより良いパフォーマンスを

発揮できるよう、

全力でサポートします!

 

もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お気軽にご相談ください。

 

私たちと一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげる

ボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。