鵜沢飛羽選手が感じた“ズレ”とは何か?ケガ予防とパフォーマンスに必要な力
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
陸上のアジア選手権最終日は31日、
韓国の亀尾で行われ、
200メートル決勝の男子は鵜沢飛羽選手が
単独での日本歴代4位となる
大会新記録の20秒12で2連覇を果たしました。

ただ本人に喜びは一切なく、
むしろ厳しい表情のままで、
「あまり準備していなくて臨んだ大会で、走りの調子もよくなかった。客観的なものと、体の状態がずれているのはよくない。嫌な感じがする。こういうときはけがとかしちゃう。直していかないといけない」
と語りました。
「ピークは世界選手権に合わせたい。日本選手権は全力でも余力を持った状態で臨みたい。それができるような体になってきていると思うので、しっかり準備できれば代表内定のところまでいけると思う」
と先を見据えていました。
トップ選手でさえ、体と感覚のズレに悩み、
そこに危機感を抱いています。
この言葉に、私も深く共感しました。
「感覚では走れているつもりなのに、実際の体の動きはうまくいっていない」
これは、陸上だけでなく、
多くの競技に共通する課題です。
練習では調子が良くても、
本番になると思った通りに動けない――。

その裏には、
感覚と体のズレがあることが多いのです。
このズレを放置すると、
無理なフォームで動き続けることになり、
ケガや故障につながるリスクが高まります。
だからこそ、
日頃から体の状態を正しく感じ取り、
微細なズレを自分で修正できる力――
ボディコントロール能力が重要になります。
ボディコントロールとは、
動きの中で自分の姿勢や重心の位置、
筋肉の使い方などを、
意識的にコントロールする力です。

これは特別な才能ではなく、
トレーニングによって
誰でも身につけることができます。
たとえば、
自分では「まっすぐ立っている」つもりでも、
実際には骨盤が前に傾いていたり、
片側に重心が寄っていたり
することがあります。
これに気づかずに繰り返し動くと、
フォームが崩れ、
筋肉や関節に過度な負担が
かかってしまいます。
しかし、
ボディコントロールが身に付いていれば、
そのズレに早く気づくことができ、
すぐに動きを修正できます。
その結果、
ムダな力を使わずに
スムーズに動けるようになり、
パフォーマンスの向上と同時に、
ケガの予防にもつながります。
「なんとなく調子が悪い」
「思ったより動きにキレがない」
と感じたとき、
それをただの “気のせい” にせず、
体の状態を観察し、
コントロールすること。
これができるようになると、
選手としての寿命も確実に延びていきます。
ボディコントロールは、
ただのトレンドではありません。
アスリートが本番で最大限の力を発揮し、
ケガなく長く競技を続けるための
土台なのです。
私たちは、
あなたがより良いパフォーマンスを
発揮できるよう、
全力でサポートします!
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
