「自分を見失わない力」──ドルーリー選手の言葉に学ぶ、ボディコントロールの重要性
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
先日開催された
日本選手権女子1500メートル予選で、
高校3年生のドルーリー朱瑛里選手が
出場しました。

かつて全国都道府県対抗女子駅伝で
“17人抜き”を成し遂げ、
一躍注目を集めた彼女。
しかし今回、決勝進出は叶いませんでした。
「自分の走りを見失った時期があった」
という言葉が非常に印象的でした。
トップアスリートでさえ、
心や身体のバランスを崩すと、
自分の思い描く走りができなくなってしまう。
走りはメンタルとフィジカルの両輪です。
どちらか一方が崩れれば、
競技力は大きく影響を受けます。
では、そんな時に大切なものは何でしょうか?
私は「ボディコントロール」
だと考えています。
ボディコントロールとは、
動いている中でも安定したバランスを保ち、
身体の感覚とイメージを一致させる力のこと。
これが身についていれば、
身体がどう動いているのかを正しく感じ取り、
走りに対する “ズレ” を早い段階で
修正することができます。

たとえば、
「800メートル過ぎてから前に出てしまって…そこからズルズルと遅れてしまった」
と語ったドルーリー選手。
これは、身体の感覚と戦略(=イメージ)が
うまく噛み合っていなかった証拠です。
ボディコントロールがあれば、
自分の状態を冷静に判断し、
ペース配分やフォームの変化を
柔軟に対応できるようになります。
つまり、ボディコントロールは
「今の自分を正確に感じる力」であり、
「目標に向かって効率よく練習するための土台」
とも言えます。
高校最後の年を迎え、
「人としても成長したい」
と語る彼女のように、
アスリートにとって真の成長とは
記録や結果だけではなく、
自分自身の状態を受け入れ、
そこからどう前に進むかにかかっています。
走ることは、
ただ速くなるためだけの訓練ではありません。
自分の身体と心を理解し、
コントロールする力を育てていくことです。
ボディコントロールが身につけば、
調子の良し悪しに左右されることなく、
常に “今の自分” に合った
ベストの走りを目指すことができます。
そして、
それが結果的に夢や目標への
一番の近道となるのです。
アスリートに限らず、
すべての人にとって
「自分を見失わない力」は
大きな武器になります。
今、あなたの身体は、
あなたのイメージ通りに動いていますか?
もしズレを感じるなら、
まずはボディコントロールから
見直してみてください。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
