渡辺一平選手の銀メダルから学ぶ、トップアスリートに欠かせない「ボディコントロール」
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
2025年8月1日、
シンガポールで行われた世界水泳選手権で、
日本の渡辺一平選手が男子200m平泳ぎで
銀メダルを獲得しました。

タイムは2分7秒70。
日本の“お家芸”とも言えるこの種目で、
実に3大会ぶりのメダル獲得となりました。
17年・19年大会での銅に続く表彰台。
日本水泳界にとって
嬉しいニュースである一方、
レース後の渡辺選手の言葉が
とても印象的でした。
「正直勝てたレースだった。悔しい思いしかない。最後は泳ぎがごちゃごちゃした。」
この「ごちゃごちゃした」という感覚は、
私たちがトレーニング現場で日々目にする、
ボディコントロールの乱れと
深く関わっています。
平泳ぎはとても繊細な種目です。
ストロークとキックのタイミング、
体幹の安定、
そして水中での姿勢が少しでもズレると、
推進力をロスし、タイムに直結します。
レースの最後、
疲労がピークに達した中で、
いかに冷静に自分の動きを制御できるか――
それが勝負を分けるのです。
ボディコントロールとは、
動きの中で軸を保ち、
意図した通りに身体を動かす能力です。
単なる筋力や柔軟性とは異なり、
神経系と感覚の統合によって
磨かれていくものです。
実は、渡辺選手は都内の限られた練習環境で、
25mプールを活用し、
短い距離の中でスピードを上げる練習に
取り組んできたとのこと。
これも、まさに
「瞬時に最大限のパフォーマンスを出すための身体操作能力=ボディコントロール」
を高める工夫の一つです。
どんなに経験豊富なトップ選手でも、
レース終盤の “ズレ” は起こります。
ですが、そのわずかなズレを感じ取り、
修正できる選手が最後に勝つ。
だからこそ、私たちは日々のトレーニングで
「自分の身体をどう動かしているか」
にもっと敏感になるべきなのです。

そしてもう一つ注目すべきは、
国内に目を向けると16歳の大橋信選手が
2分6秒91という驚異的なタイムを
出していること。
若い世代が急成長する中で、
渡辺選手(28)は進化を止めず、
今なお世界と戦っています。
年齢や環境を言い訳にせず、
常に自分を更新し続けるためには、
「自分の身体をどう使うか」
を追求する姿勢が欠かせません。
そこにこそ、
ボディコントロールの価値があります。
あなたがアスリート、指導者、
あるいは部活動に励む学生であっても、
今すぐ始められる成長の鍵。
それがボディコントロールです。
渡辺選手の悔しさと
誇りのこもった銀メダルが、
私たちにそれを教えてくれています。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
