「力が伝わらない感覚」とは?千賀滉大投手の言葉に見るボディコントロールの本質
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が、
8月25日のフィリーズ戦に先発しました。

打線の援護でチームは大勝したものの、
千賀投手自身は5回途中3失点で降板し、
これで8試合連続で白星がつかない状況が
続いています。
試合後のインタビューで彼は
「ボールに正しく力が伝わっている感覚があまりない」
と胸中を明かしました。
ケガから復帰した後も、
思うように体が動かず、
感覚のズレに悩んでいる様子がうかがえます。
この「力が正しく伝わらない感覚」は、
実は多くのアスリートが経験するものです。
筋力や技術の問題ではなく、
イメージと実際の動きが
かみ合わない状態です。
投球であれば、
本来は下半身から体幹、肩、腕、指先へと
スムーズに力が伝わり、
ボールに勢いが生まれます。
しかし、どこかで力が途切れたり、
余計な動きが入ったりすると、
ボールに伝わるエネルギーは
大きく損なわれます。
ここで重要になるのが
「ボディコントロール」です。
ボディコントロールとは、
体を思い通りに操り、
力の伝達をスムーズに行うための基盤です。

強い筋力やスピードがあっても、
コントロールが乱れていては
本来の力を発揮できません。
逆に、
ボディコントロールが整っている選手は、
無駄のない効率的な動きで
最大限のパフォーマンスを引き出せます。
また、
ケガをした後のリハビリや
フォーム修正の際にも、
このコントロール力は非常に重要です。
千賀投手のケースは
トップアスリートだから特別なのではなく、
一般の選手や部活動に励む学生でも
起こり得る問題です。
感覚のズレは
「思い通りにプレーできない フラストレーション」
を生み、
自信の低下やパフォーマンスの不安定さに
つながります。
だからこそ、
普段から自分の体を
的確にコントロールするトレーニングを
取り入れることが欠かせません。
千賀投手の悩みを通して改めて感じるのは、
体と心をつなぐ
「ボディコントロール」の大切さです。
これは野球に限らず、
サッカーやバスケットボール、陸上競技など、
あらゆるスポーツに共通する土台です。
自分の体を自在に操れるようになれば、
余計な力を抜きながらも
確実に力を伝えられるようになり、
最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
あなたもぜひ、
日々の練習の中にボディコントロールを
意識した取り組みを取り入れてみてください。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
