動きと感覚のズレをなくす方法 ― 背骨=センターバランスの秘密
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
前回、前々回と、
田中将大投手、近本選手の不調について
お話をしてきました。
2人とも日本を代表するスター選手ですが、
そんな実力のある選手でも、
自分の思うような動きが出来ないと
悩むことがあります。

そして、その原因は動きの基盤である
「自分の体をコントロールできていない」
ことがそもそもの原因でした。
いくら厳しい練習を積み重ねて
技術を身に付けても、
厳しいトレーニングで筋力アップしても、
その技術、筋力をコントロールできていないと
動きが空回りしてしまいます。
空回り=動きと感覚のズレ
野球で言えば、
思ったとおりに投げられない。
思ったとおりにバットが出ない。
最初は、
何かいつもと違うな、
くらいの感じですが、
積み重なるといつの間にか、
あれっ、おかしいぞ、
となってしまいます。

あなたも、そんな経験はありませんか?
これを回避するためには、
自分自身の体を
隅々までコントロールすることが必要です。
ボールの握り方、リリースポイント。
足の上げる高さや肘の位置。
バットにボールを当てる技術。
その素晴らしい技術を発揮するためには、
全身のコントロールが必要なんです。
下半身から上半身への連動。
これも大切ですが、
全身を一気に連動して使うことで、
感覚のズレ、タイムラグがなくなり
思うような動きが可能になります。
そのために必要な意識が、
「背骨=センターバランス」
です。
背骨=センターバランスとは?
私たちの体の真ん中を通っているのが
「背骨」です。
背骨はまさに 体の柱=中心軸 であり、
この背骨を意識できるかどうかが、
全身を思い通りに
コントロールできるかどうかを左右します。
スポーツの動きは複雑に見えても、
実は「背骨を中心にして体を動かしている」
んです。
もしこの中心軸がぶれてしまうと、
腕や足にどんなに力があっても、
力が分散してしまい、
思ったようにパフォーマンスを
発揮できません。
例えるなら…
背骨は、車でいえば
ハンドルの軸 のようなものです。
ハンドルがぐらぐらしていたら、
いくらアクセルを踏んでも
まっすぐ走れませんよね。
逆に、ハンドルの軸が安定していれば、
少しの操作でスムーズに車を操ることが
できます。
背骨も同じで、
ここを安定させることで全身の動きが連動し、
「イメージどおりの動き」が
可能になるのです。
なぜ背骨を意識するだけで変わるのか?
それは、背骨を通して
下半身と上半身をつなげる感覚 を持てるからです。
足で生み出した力が
背骨を通して上半身に伝わり、
腕や手にスムーズに流れていく。
この「力の伝達ライン」がクリアになると、
余分な力を使わずに
自然と最大の力を発揮できるようになります。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
