しゃがんでも踵が着かない人へ。あなたにしかない武器の活かし方

 

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

あなたはしゃがんだ時に、

踵が地面に着きますか?

 

多くの日本人アスリートは

「もちろん着く」と答えるでしょう。

 

けれども、

実際には10人に1人ほどの割合で、

しゃがんだ時に踵が浮いてしまう選手がいます。

 

 

私が現役時代に

一緒に練習していた選手たちの中にも、

踵が着かない人が必ずいました。

 

彼らはそれをコンプレックスに感じ、

練習の前後に念入りに足首のストレッチをし、

整体やマッサージにも通っていました。

 

しかし、

どれだけ努力しても踵が地面に着くことは

ありませんでした。

 

では、踵が着かない原因は本当に

「足首が固いから」なのでしょうか?

 

 

踵が着かない=問題ではない理由

 

人間は歩く・走るとき、

基本的に踵から着地します。

 

つまり、踵が浮くタイプの選手も、

歩いたり走ったりする時は

しっかり踵から着地しているのです。

 

そう考えると、

しゃがんだ時だけ踵が着かないことを

過剰に問題視する必要はありません。

 

実は人の体重のかかり方には

大きく分けて2種類あります。

 

踵体重タイプ:重心がやや後ろ寄りで、

しゃがんでも踵がしっかり地面に着く

 

つま先体重タイプ:重心が前寄りで、

しゃがむと自然に踵が浮いてしまう

 

 

この重心の位置は、

生まれつきの体の特徴による部分が

大きいのです。

 

 

つま先体重はスピードの武器になる

 

つま先体重の人は、

地面に着地した瞬間に踵がすぐに上がるため、

次の動作に移るスピードが速くなります。

 

重心移動がスムーズで、

切り返しやスタートダッシュに強いという

大きなメリットがあるのです。

 

あの元メジャーリーガーのイチローさんも、

つま先体重タイプだと言われています。

 

彼は走るときにほとんど踵を着けず、

前へ前へと体重が移動していくような

走りをしていました。

 

その結果、

あの驚異的なスピードを発揮していたのです。

 

つまり、

「しゃがんでも踵が着かない=不利」

ではなく、

「しゃがんでも踵が着かない=スピードに強みを持つ可能性がある」

ということです。

 

 

踵が着かないことを受け入れよう

 

私の妻もつま先体重タイプですし、

私の生徒さんにもつま先体重の方は

とても多くいらっしゃいます。

 

共通して言えるのは、

皆さん最初は

「踵が着かないのは良くないこと」

と思い込んでいたということ。

 

しかし、体の特徴を理解し、

自分の強みとして受け入れると、

動きやパフォーマンスに自信が出てきます。

 

必要なのは

「無理に踵を着ける努力」ではなく、

「つま先体重の特性を最大限活かす動き方を身につけること」

です。

 

 

まとめ

 

・踵がしゃがんだ時に着かなくても問題なし

 

・重心がつま先側にある人は、

動き出しや切り返しが速いという

大きな強みがある

 

・無理にストレッチして踵を着ける必要はない

 

・自分の体の特性を受け入れ、

それを武器として活かそう

 

 

踵が浮くことを気にして悩むよりも、

「自分はスピード型の動きができるんだ!」

と自信を持ちましょう。

 

その意識の変化が、

プレーの質や試合でのパフォーマンスを

一段と引き上げてくれるはずです。

 

トレーニングスタジオはるかぜでは、

アスリートがどんな状況でも

実力を発揮できるように、

ボディコントロール強化に

特化したプログラムを提供しています。

 

スタジオに通えない方には、

オンラインでのブログラムを提供しています。

 

アスリートが現役でいられる時間は限られています。

 

過ぎた時間は取り戻すことはできません。

 

あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

https://lin.ee/LDIVDBA

 

私たちと一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

 

スポーツ力を最大化し

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげ

スポーツ力を最大化するボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。