ケガを乗り越えるアスリートへ。リハビリで身につけるべきボディコントロール
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
ケガや手術から
復帰を目指すアスリートにとって、
リハビリは単なる
「回復のプロセス」ではありません。

本当のゴールは、
競技の現場に戻り、
再び結果を残せる体をつくることにあります。
焦る気持ちが強すぎると
再発リスクが高まるのは
よく知られていますが、
慎重になりすぎて
「動けるけど競技では活躍できない」
状態にとどまってしまう選手も
少なくありません。
ここで重要になるのが
「ボディコントロール」 です。
リハビリの中で体の使い方を見直し、
無駄な力みをなくし、
安定したバランスの上に
動きを再構築することで、
復帰後すぐに
パフォーマンスを発揮できる体へと
進化していけます。

1. ケガの原因分析と「動きのクセ」の把握
リハビリの第一歩は
「なぜケガをしたのか」
を掘り下げることです。
例えば同じ練習量をこなしていても、
フォームが崩れていたり、
特定の部位に過度な負担が
かかっていたりすると、
ケガのリスクは格段に高まります。
・練習メニューの負荷バランス
・動作のパターン
・姿勢やフォームの安定性
こうした要因を一つずつ見直し、
再発につながる動きのクセを
明らかにすることが重要です。
そして、
その「動きのクセ」を改善するには、
筋力強化だけでは不十分で、
体の使い方を整える=ボディコントロール
が必要になります。
2. 体幹からの動きづくりで「再負担」を防ぐ
リハビリ中は筋肉や関節を
守る意識が強くなり、
どうしても手先や足先の使い方に
注意が向きがちです。
しかし、
局所的な意識にとどまってしまうと、
本質的な改善にはつながりません。
例えば、
腕は肩甲骨から動かす
脚は股関節から動かす
立位は骨盤を軸にしてバランスを取る
こうした
「中心から末端へ」 の意識によって、
肘や膝などの故障部位への負担を
最小限に抑えながら
効率的に動ける体がつくられます。
これこそが、
リハビリ期に取り入れるべき
ボディコントロールの考え方です。

3. リハビリを「競技復帰のためのトレーニング」へ
ケガの回復=ゴールではありません。
リハビリは
「復帰直後から活躍できる体」を目指す、
いわば競技力強化の準備段階です。
再発を防ぎながらもスピードやパワーを取り戻す
無理のないフォームで高いパフォーマンスを発揮する
試合で安心して全力を出し切れるメンタルにつなげる
これらを可能にするのが、
体幹を中心とした
正しい動きの習得=ボディコントロールです。
単なる筋力トレーニングでは得られない
「安定感」と「しなやかさ」
を備えた体をつくることで、
選手は再び競技の舞台で
自信を持って戦えるようになります。
まとめ
リハビリを「回復」で終わらせるのか、
それとも「競技力強化」につなげるのか。
この分岐点に立ったとき、
選手に必要なのは
体を正しくコントロールする力 です。
1. ケガの原因を分析し、根本から改善する
2. 体幹を意識して、負担の少ない動きを習得する
3. リハビリを競技復帰のトレーニングと捉える
これらを徹底すれば、
復帰後すぐに最高のパフォーマンスを
発揮できる体を手に入れることができます。
ボディコントロールは
「守りのリハビリ」ではなく、
「攻めのリハビリ」へと変える鍵。
それを身につけることで、
アスリートはもう一段上のステージへ
進んでいけるのです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
過ぎた時間は取り戻すことはできません。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
