データでは測れない力——動きの質を決める「体の中心」

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

ひと昔前のスポーツといえば、

「気合いと根性」がすべてでした。

 

「水を飲むな!」

「気合いで走り切れ!」

そんな言葉が当たり前に

飛び交っていた時代です。

 

しかし今、

スポーツの世界は大きく変わりました。

 

トレーニングや練習メニューは、

すべて「科学的根拠」に基づいて

考えられています。

 

データ解析、

モーションキャプチャー、

動作分析アプリなどの発展により、

私たちは “感覚” ではなく

“科学” の力で自分のプレーを

客観的に見ることができるようになりました。

 

 

スマートフォン1台あれば、

簡単に動きを撮影・確認できます。

 

専門施設では、

筋肉の出力や重心の移動まで

細かく数値化できるようになっています。

 

まさに、誰もが

「自分の動きを科学的に理解できる」

時代です。

 

 

科学が教えてくれる「弱点」と「次の一歩」

 

科学的な分析を取り入れることで、

自分では気づけなかった弱点が見えてきます。

 

どの動作のどこに無駄があるのか、

どの筋肉が使えていないのか——。

 

これが明確になれば、

練習時間の短縮や

オーバーワークの防止にもつながり、

結果としてケガの予防にもなります。

 

つまり科学は

「努力の方向を間違えないための羅針盤」

なのです。

 

しかし、

ここでひとつ気をつけたいことがあります。

 

それは、

「映像のどこを見るか」という視点です。

 

 

本当に見るべきは「体の中心」

 

多くの人は、映像を見ると手や足、

肘の角度、フォームの形にばかり注目します。

 

けれども、

本当に注目すべきなのは

「体の中心」

つまりバランスの軸です。

 

動作のブレは、

ほとんどの場合、

中心の不安定さから生まれます。

 

いくら腕や脚を正しい角度にしても、

軸がズレていては、

動き全体が不安定になります。

 

これはまるで、

傾いた柱の上に家を建てるようなものです。

 

 

バランスが整えば、動きが変わる

 

体の中心

骨盤から頭の先までが

自然にまっすぐ伸びている状態。

 

この「安定した軸」があることで、

力がスムーズに伝わり、

動作が無理なくつながります。

 

逆に言えば、

どんなに科学的なトレーニングをしても、

このバランスが崩れていては

効果が半減してしまうのです。

 

スポーツの世界でよく言われる

「キレ」や「スピード」、

そして「安定感」は、

すべて体の中心のコントロールから

生まれます。

 

つまり、

ボディコントロールが

すべてのパフォーマンスの土台になるのです。

 

 

科学 × バランス=真の進化

 

今の時代、

科学的なトレーニングを取り入れることは

必須です。

 

ですが、それだけでは

「技術的な上達」で止まってしまいます。

 

本当にパフォーマンスを引き上げたいなら、

そこに「身体の軸を感じる力」

「バランスをコントロールする力」

を掛け合わせることが必要です。

 

科学で “見える化” したデータを、

体の中心から安定して動ける自分に

落とし込む。

 

その積み重ねこそが、

選手としての「進化」を生み出します。

 

 

まとめ

 

スポーツトレーニングは、

いまや気合いと根性の時代を超え、

科学とバランスを融合させる時代へと

進化しています。

 

映像や数値から動きを理解し、

体の中心の安定を意識する——。

 

この2つを両立させることで、

より効率的でケガのない練習が実現します。

 

科学が明かすデータを活かしながら、

自分の身体の中心を感じる。

 

その両輪が、

最高のパフォーマンスを引き出す

カギとなります。

 

トレーニングスタジオはるかぜでは、

アスリートがどんな状況でも

実力を発揮できるように、

ボディコントロール強化に

特化したプログラムを提供しています。

 

スタジオに通えない方には、

オンラインでのブログラムを提供しています。

 

アスリートが現役でいられる時間は限られています。

 

過ぎた時間は取り戻すことはできません。

 

あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

https://lin.ee/LDIVDBA

私たちと一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

 

スポーツ力を最大化し

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげ

スポーツ力を最大化するボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。