田中将大投手200勝に学ぶ「どんな状況でもフォームを崩さない身体」

 

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

9月30日、

巨人の田中将大投手が

見事に日米通算200勝を達成しました!

 

 

これまでケガや故障に悩まされ、

あと1勝のところで

足踏みが続いていましたが、

ついに偉業を成し遂げました。

 

記事によると、

 

8月28日の広島戦では走者を置いてから踏ん張れず2回5失点KO。ファームでの2週間はセットポジションの改善に注力した。久保巡回投手コーチから教わった「右の軸足を潰さない体重移動」が無走者時のノーワインドアップではできるのに、セットになると感覚が変わってできていなかった……。

 

このように、

フォームの改善には

相当な苦労があったことが分かります。

 

特にピッチャーというポジションは、

ランナーの有無で投げ方が変わるという

非常に繊細な世界です。

 

それによる心身の負担は計り知れません。

 

どんなに素晴らしい技術を持っていても、

状況が変わるたびに

フォームが崩れてしまえば、

本来の力を発揮することはできません。

 

特に投手のように、

ランナーの有無や試合展開、

プレッシャーなどによって

環境が刻一刻と変化する中では、

「いつも通りに投げる」ということが、

実は最も難しいことです。

 

つまり、身体の軸をどんな場面でも保ち、

安定した動きを再現できる力――

それこそがボディコントロールです。

 

たとえば、

ランナーが出た瞬間、

投手の身体には無意識のうちに

緊張が走ります。

 

肩や腕だけでなく、

足裏の重心位置、

骨盤の角度、呼吸のリズムまで

微妙に変化します。

 

これが積み重なると、

フォームの再現性が失われ、

思ったところにボールが行かなくなる。

 

結果として、余計な力が入り、

故障やパフォーマンス低下を

招いてしまうのです。

 

しかし、

ボディコントロールが身に付いていると、

外的な条件に左右されず、

自分の身体を自在に扱うことができます。

 

たとえば

「ランナーがいてもいなくても、同じ軸で投げられる」

「どんなに緊張する場面でも、自分の感覚をリセットできる」

といった状態です。

 

これは単なる筋力や柔軟性ではなく、

「感覚の精度」「安定性の持続力」

高めるトレーニングによって

得られるものです。

 

私が指導しているアスリートたちも、

最初は「姿勢を整える」「力を抜く」

といった意識的な動作を繰り返します。

 

けれど、次第に

「動きの中で自然とバランスを取れる」

ようになる。

 

 

これは、

試合中に瞬時に変化する状況に対しても、

自分の身体を信じて動かせるという

大きな自信につながります。

 

ボディコントロールが身に付くと、

フォームは安定し、

筋肉の無駄な緊張が減り、

結果的にケガの予防にもつながります。

 

そして、何よりも

「自分の身体を信じてプレーできる」

という心の安定が生まれます。

 

 

田中投手が200勝を挙げるまでに

積み上げてきた努力は、

まさにこの “身体と心のコントロール” の

積み重ねだと思います。

 

一瞬のプレッシャーや

状況の変化に動じない強さは、

精神論ではなく、

身体の安定が生み出すものなのです。

 

もしあなたが

「練習ではうまくいくのに、本番になると崩れてしまう」

と感じているなら、

それは技術不足ではなく、

“身体のコントロール力” が

まだ磨かれていないだけかもしれません。

 

どんな場面でも、

どんな状況でも、

ブレずに力を発揮できる身体。

 

それを手に入れることが、

真の意味での安定したパフォーマンスに

つながります。

 

トレーニングスタジオはるかぜでは、

アスリートがどんな状況でも

実力を発揮できるように、

ボディコントロール強化に

特化したプログラムを提供しています。

 

スタジオに通えない方には、

オンラインでのブログラムを提供しています。

 

アスリートが現役でいられる時間は限られています。

 

過ぎた時間は取り戻すことはできません。

 

あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

https://lin.ee/LDIVDBA

私たちと一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

 

スポーツ力を最大化し

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげ

スポーツ力を最大化するボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。