動きの質を変える!長距離ランナーのための省エネボディコントロール
秋のマラソンシーズン到来!
省エネで走る “動きの質” を高めよう
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
秋が深まり、
駅伝やマラソンの季節がやってきました。
この時期になると、
長距離をどれだけ効率よく走れるかが
勝負を分けます。
どんなに筋力やスタミナがあっても、
動きにムダがあれば力を発揮しきれません。
つまり「エネルギーを温存しながら、
最大限のパフォーマンスを引き出す」――
そのカギとなるのが “動きの質” です。
省エネで動くフォームとは
省エネで動くためには、
下半身にかかる負担を減らし、
全身を一体として使うことが大切です。
まず背すじを骨盤からまっすぐに伸ばし、
肋骨を軽く引き上げます。
姿勢が整うと、呼吸が深くなり、
脚だけでなく体幹の力も
自然と使えるようになります。
腕を大きく振ろうと力むより、
肩甲骨がしなやかに動くことを
意識しましょう。
そのしなやかさが、
体全体のリズムをつくります。
脚は股関節から動かすことで、
足の力に頼らず “体の軸” で
進めるようになります。
背骨の上に体がしっかり乗る
感覚をつかむことで、
地面を押す力がスムーズに伝わります。
体幹で移動するという発想
多くのランナーは「脚で走る」
と思いがちですが、
実は動きの中心は体幹にあります。
体の中心から顔までがブレないように、
胸と腰の高さを保ちながら水平に進む――
それが “軸の通った動き” です。
体幹から動かすと、手足の力みが消え、
エネルギーのロスが減ります。
結果として、
同じ力でより長く、
より速く動けるようになります。
この「体幹で動く感覚」こそが、
ボディコントロールの基礎。
動きの中心が整うと、
フォームは自然に美しく、
力の伝わり方も変わっていきます。
リズムで動きを整える
速く走ろうとすると、
つい力んでリズムが乱れがちです。
しかし、持久力を引き出すには
「一定のリズムで動く」ことが重要です。
1・2・1・2――
このシンプルなテンポで
左右の足に交互に体重を乗せることを
意識しましょう。
リズムが安定すれば、
筋肉の余計な緊張が抜け、
呼吸も楽になります。
リズムを整えることは、
体の内側のバランスを整えること。
これもまた “動きの質” を高める
大切なトレーニングのひとつです。
動きの質が変われば、
パフォーマンスが変わる
ボディコントロールとは、
単に筋肉を鍛えることではありません。
「体をどう使うか」
「どのように力を伝えるか」を整えることで、
スポーツにおける能力を
最大限に引き出す技術です。
例えば、フォームが少し変わるだけで、
脚の疲れが軽くなったり、
呼吸がしやすくなったりすることがあります。
それは筋力ではなく、
動きの “質” が変わったから。
つまり、動きをコントロールできる人ほど、
長時間でも崩れず、
省エネで強いパフォーマンスを
発揮できるのです。
まとめ
秋のマラソンシーズン。
長距離を走り抜くために必要なのは、
ただの根性やスタミナではありません。
自分の体を理解し、
軸を整え、
エネルギーをムダなく使う
“ボディコントロール” です。
姿勢を正し、体幹で動き、
一定のリズムを保つ――
この3つを意識することで、
あなたの動きの質は確実に変わります。
動きの質が変われば、結果も変わる。
この秋は
「省エネで、最大の力を発揮する走り」
を目指してみませんか?
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
過ぎた時間は取り戻すことはできません。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。