超人・糸井嘉男さんも悩んだ「アスリートの筋肉つけすぎ問題」から学ぶ、本当に動ける身体の作り方
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
連日テレビに引っ張りだこの人気者、
元プロ野球選手の糸井嘉男さん。
現役時代は、
日本ハム、オリックス、阪神で活躍し、
筋肉隆々の容姿から
「超人」と言われています。
その糸井さんが、先日の放送で、
「筋肉をつけすぎて、内角のボールをさばけなくなって、引退が早まった」
と語っていました。
現役時代は6年連続で
打率3割・20盗塁・ゴールデングラブ賞受賞と
走攻守の3拍子そろったスーパーマンでも
筋肉のつけすぎで、
逆に動きの質が落ちてしまう。
せっかく鍛えた筋肉も、
使いこなせなければ
宝の持ち腐れになってしまいます。
どれだけ筋力を高めても、
どれだけ技術練習を重ねても、
それを“実際の動き”として発揮できなければ、
試合では成果になりません。
多くのアスリートが陥る落とし穴は、
「筋力や技術を上げればパフォーマンスが上がる」
と考えてしまうことです。
もちろん筋力も技術も大切です。
しかし、
糸井嘉男さんのような超一流選手でさえ、
筋肉を増やしすぎたことで可動域が狭まり、
スイングや体の使い方に
影響が出たと語っています。
これは決して特殊な例ではなく、
あらゆる競技で起こり得ることです。
例えば
・筋トレで胸周りが硬くなり、腕が振りにくくなるランナー
・下半身強化を優先し、股関節の動きが悪くなったサッカー選手
・体幹トレーニングを繰り返した結果、逆にスイングが窮屈になる野球選手
こうした現象は、多くの現場で見られます。
そして共通しているのは、
「筋力アップによるパワー」
「技術練習によるスキル」
これらを
“動きの中で正しく発揮するための土台”
が不足しているということです。
その土台こそが ボディコントロール です。
■ボディコントロールとは何か?
私が指導しているボディコントロールは、
動きの中で安定したバランスを保ち、
自分がイメージした通りに体を操作する力
のことを指します。
筋肉を増やすだけでは、
技術を磨くだけでは、
この“操作する力”は身につきません。
実際のプレー中は、
相手選手との駆け引き、
スピードの変化、
方向転換、
強い負荷の中での動作など、
身体に常に「揺さぶり」がかかります。
その揺さぶりの中で
身体をコントロールできてこそ、
筋力も技術も初めて生きるのです。
■筋肉と技術を活かす選手は
「身体をつなげて使える」
一流選手を見ていると、皆が共通して
力を全身で連動させて使っている
という特徴があります。
腕だけでスイングしているわけでも、
脚だけで走っているわけでもありません。
全身の筋肉と関節が連動し、
スムーズに力が流れているからこそ、
強くて速くてブレない動きになるのです。
つまり、
✔筋肉(パワー)
✔技術(スキル)
✔ボディコントロール(つなげて使う力)
この3つがそろって初めて、
アスリートのパフォーマンスは最大化されます。
どれか1つが欠けると、
必ずどこかで無理が生じます。
特にボディコントロールが欠けている場合、
せっかく身につけた筋肉や技術が
発揮しきれないどころか、
ケガにつながるリスクも高まります。
■筋トレや技術練習に自信がある選手こそ
必要なトレーニング
「筋力はあるのに思うように動けない」
「練習ではできるのに試合で再現できない」
「身体が重く感じる時がある」
「バランスを崩しやすい」
こうした悩みを持つ選手ほど、
ボディコントロールを高めることで
劇的に変わります。
筋肉を鍛えることも、技術練習も大切。
しかし、
それらを “使える状態” にするための
準備ができていなければ、
本当の実力は発揮できません。
アスリートとして大切なのは、
鍛えた筋肉と技術を
最大限に活かせる身体をつくること。
そのための鍵がボディコントロールです。
明日のあなたのパフォーマンスを変えるために、
まずは「正しく動ける身体づくり」から始めていきましょう。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
現役アスリートとしての時間は、
限られています。
悩んでいる時間は、
あなたの前進を妨げています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。