「完璧を求め過ぎない強さ」——鍵山優真選手に学ぶ“ブレない心と身体のコントロール”
「完璧を求め過ぎない」ことが生む
本当の強さ
〜鍵山優真選手に学ぶボディコントロールの本質〜
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
フィギュアスケートの鍵山優真選手が、
NHK杯で3連覇を達成しました。
しかし彼の言葉は
「課題だらけの大会だった」。
完璧とは言えない演技の中でも、
なぜ彼は勝ち切ることができたのでしょうか。
その背景にあるのは、
「過程に目を向け、完璧を求め過ぎない」
という姿勢、
そして自分を冷静に見つめ、
瞬時に修正できる力です。
これはまさに、
高度なボディコントロールが
心と動きをつなげている状態だと言えます。
鍵山選手はショートプログラムで
スピンが0点という
まさかの失敗をしましたが、
その直後には原因を冷静に分析しています。
「スピンの入りのエッジの引っ掛かりが中途半端で、キャメルポジションに入れなかった」
このように、
自分の身体の動きを客観的に把握できるのは、
日頃から身体感覚を研ぎ澄ませている証拠です。
そして、分析だけで終わらせず、
次の瞬間には修正に移る。
これこそが
“本当の意味でのボディコントロール” です。
多くのアスリートは、
ミスをすると感情が揺れ、
動きが乱れていきます。
でも、身体の中心を意識的に感じ取れる人は、
呼吸や姿勢を整えることで
心のバランスも戻せる。
つまり、身体をコントロールできる人は、
心もコントロールできるのです。
鍵山選手が「完璧を求め過ぎない」
と語ったのも、
まさにこの精神的な成熟を示しています。
ボディコントロールができるからこそ、
自分の現状を正確に受け止め、
次の行動を冷静に選択できる。
「なぜミスをしたのか」
「次にどう動けば良いのか」
その答えを自分の身体の中から
見つけ出せるのです。
私のレッスンで伝えている
ボディコントロールも、
まさにこの「冷静な自己分析力」
を養うトレーニングです。
動きの中でバランスを感じ取る力が
身につくと、
無意識のうちに自分のズレやミスを
察知できるようになります。
その結果、
焦らず修正ができるようになり、
パフォーマンス全体が安定していくのです。
トップアスリートに限らず、
これはどんな競技者にも共通します。
練習での失敗や試合中の不安を
「次に活かす力」に変えるには、
まず身体の声を聞くこと。
ボディコントロールを通して、
自分の動きを
“感じ、理解し、修正できる自分”
を育てることが、
真の成長につながります。
鍵山選手のように、
ミスをしても崩れない強さ――
それは才能ではなく、
日々の身体との対話の積み重ねです。
「完璧を求め過ぎない」という言葉は、
決して妥協ではありません。
むしろ、自分を正しく理解し、
理想へ近づくための最短ルートなのです。
あなたも、ボディコントロールを通じて
“冷静な自己分析” の力を磨いてみませんか?
それが、試合でも日常でも、
自分のベストを発揮するための第一歩です。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
過ぎた時間は取り戻すことはできません。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。