錦織圭選手の復帰戦から考える~インナーマッスルとバランス力の重要性~
ボディコントロールが“自然体の強さ”をつくる
〜錦織圭選手の復帰ニュースから考える、
ケガをしない身体の使い方〜
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
男子テニスの錦織圭選手が、
約3ヵ月ぶりに復帰戦を白星で飾った
というニュースがありました。
試合後の会見では、
腰の疲労骨折のような症状に長く悩まされ、
治療法が限られる中で
「休むことしかできなかった」
という苦しい時期について語っています。
特に印象的だったのは、
「練習と試合は違う」
「思い切り打ちたいが、身体の状態を抱えながらのプレー」
という発言でした。
プロであっても、
自分の身体が
“思い通りに動かない状態” ほど
ストレスになることはないでしょう。
このニュースは、
私たち一般のアスリートや
学生選手にとっても、
とても大きなヒントを与えてくれます。
それは
ケガからの復帰には、
“自分の身体をどう使うか”
の理解が欠かせないということです。
ボディコントロールは
「動きの質」を守る盾になる
ケガをしてしまった後、
多くの選手は
「痛みがなくなったら復帰できる」
と考えます。
しかし実際には、
痛みが消えても身体のバランスは
崩れたままというケースがほとんどです。
特に腰・股関節・膝などに起きたケガは、
身体の軸がブレていることや
インナーマッスルが適切に働いていない
ことが根本原因であることが
非常に多いのです。
ここで重要になるのが
ボディコントロール です。
ボディコントロールが身に付くことで、
インナーマッスルが自然に働き、
身体の軸が安定する
無理に力を入れなくても動ける
“自然体の強さ” が手に入る
外側の筋肉に頼りすぎないため、
再発リスクが減る
動作中のブレが減り、
体にかかる負担が大幅に軽くなる
といった変化が起こります。
つまり、ボディコントロールは
“パフォーマンスアップ” と
“ケガ予防” の両方を叶える、
最も根本的なトレーニングと言えるのです。
インナーマッスルが働くと、
身体は「勝手に」整う
インナーマッスルが働いてくると、
多くの選手が驚くことがあります。
それは
「頑張っていないのに安定して動ける」
という感覚です。
人は本来、無理に力を入れなくても、
自然体でバランスを保ちながら
動けるようにできています。
しかしケガや疲労、
クセのあるフォームが続くと、
この “自然体” が壊れていきます。
インナーマッスルが起動し、
身体の軸が整ってくると、
・歩くだけで身体が軽い
・打つ・走る・跳ぶ動作で、身体の中心がブレない
・疲れにくくなる
・無駄な力みが消える
など、ケガ前より動きやすく感じるほどの
変化が出てきます。
これは、構造的に
正しい動きができるようになるからです。
ケガからの復帰で本当に大切なのは
「自分の身体を知ること」
錦織選手が語ったように、
復帰を急ぐほどプレーヤーは焦りを感じます。
しかし、ただ休むだけでは
“動きの質” は戻りません。
大切なのは、
✨ 自分の身体がどう動くと安定するのか
✨ どこで力が逃げてしまうのか
✨ どこに負担をかけすぎているのか
を理解することです。
ボディコントロールの本質は、
「自分の身体を自分でコントロールできるようになること」
です。
この感覚を掴むと、
ケガからの復帰だけでなく、
試合中に調子を崩したときも、
すぐに立て直せるようになります。
まとめ:自然体で動ける選手は、ケガにも強い
錦織圭選手の復帰ニュースは、
私たちにこう伝えているように思います。
「身体の使い方を知ることが、選手寿命を伸ばし、パフォーマンスを支える」
ボディコントロールが身につくことで、
インナーマッスルが働き、
動きの軸が安定し、
ケガからの復帰も
自然体で行えるようになります。
身体の使い方を理解し、
無理なく動ける状態をつくること。
これは、あらゆるスポーツにおいて
“勝つための土台” になります。
あなたも一度、
「身体の使い方」そのものを見直す時間
をつくってみてください。
パフォーマンスに大きな変化が
生まれるはずです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
現役アスリートとしての時間は、
限られています。
悩んでいる時間は、
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あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
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ボディコントロールの詳しい解説は
ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。
■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。