ブレない体が武器になる!上田綺世が示した“身体を操る力”の重要性
“強すぎるストライカー”上田綺世が示した、現代アスリートに不可欠な能力とは ―
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
11月18日のボリビア戦、
日本代表は3-0で勝利し、
2025年の活動を締めくくりました。
この試合で大きな存在感を放ったのが、
途中出場ながら試合の流れを一変させた
ストライカー・上田綺世選手です。
試合後、
多くの選手が口をそろえて語ったのは、
「上田の強さ」 でした。
中村敬斗選手は
「ちょっと強すぎる! エグい……」
と驚きを隠さず、
堂安律選手や鎌田大地選手も
「収まるから前に向ける」
「テンポが変わった」と、
その存在が与える圧倒的な影響を
語っています。
ボールを受ける前の準備動作、
コンタクトをいなす身体の使い方、
揺るがない軸の強さ――
これらはすべて
高度なボディコントロール
があってこそ発揮される能力です。
ここから見えてくるのは、
現代サッカーに限らず、
あらゆる競技で
「ボディコントロールの重要性が飛躍的に高まっている」
という事実です。
■ ボディコントロールが身に付くと何が変わるのか?
① バランス力が格段に向上する
上田選手のプレー動画を見ればわかるように、
強い当たりを受けても体がブレず、
次のプレーへ即座に移行できるのは、
動きの中でバランスを保つ能力
=動的バランス が優れているからです。
ボディコントロールが身に付くと、
この「動きながら安定する力」が
大きく向上します。
結果、
相手のプレスを受けても体勢を崩さず、
プレーの選択肢が増えるのです。
② インナー力(体幹の深層筋)が働く
見た目の筋力ではなく、
姿勢を支える深層部の筋肉(インナーマッスル)
が働くことで、
無理のない姿勢・効率の良い動きを
作り出します。
ストライカーがボールを収める場面では、
外側の筋肉ではなく、
インナーの安定力 が結果を左右します。
ジュニアからプロまで、
インナーが使える選手はケガも少なく、
安定したパフォーマンスを維持できます。
③ 空間把握能力が高まり、視野が広くなる
ボディコントロールが整うと、
姿勢が安定し、頭の位置がブレなくなります。
すると、
周囲の選手・ボール・スペースを
正確に捉える余裕が生まれます。
上田選手の “絶妙なタメ” や
“最高のタイミングのアシスト” は、
こうした 空間把握力と視野の広さ
があってこそ可能になったプレーです。
アスリートにとって視野の広さは武器であり、
それは身体の安定から生まれます。
④ ケガの予防につながる
上田選手も語っていたように、
W杯へ向けて重要になるのは
「ケガをしないこと」。
しかし、ケガの予防は
技術練習だけでは身に付きません。
バランス力・インナー力・関節の連動が
整うことで、
捻挫・肉離れ・膝のトラブルなど、
多くのスポーツ障害を
事前に防げるようになります。
体幹の働きが弱い選手ほど、
・着地で崩れる
・急旋回で膝に負荷がかかる
・接触で転びやすい
など、ケガにつながるリスクが増えます。
ボディコントロールは、
こうしたリスクを根本から減らす
「土台作り」です。
⑤ ベストコンディションを保ちやすくなる
体が効率よく動くようになると、
余計な力みがなくなり、
疲労が蓄積しにくくなります。
さらに、
正しい姿勢で動けることで呼吸も安定し、
回復力も高まります。
つまり、ボディコントロールを修得すると、
長期間安定したパフォーマンス が
発揮できるようになるのです。
上田選手のように
「強さ」「しなやかさ」「キレ」
を兼ね備えるためには、
単なる筋トレや技術練習だけでは不十分で、
身体の使い方そのものを整える
トレーニングが欠かせません。
■ 最後に
今、日本代表が目指しているのは
“奇襲” ではなく、
“正攻法” で世界を倒すチームです。
そのために求められるのは、
誰か一人だけの技術ではなく、
チーム全体が前向きにプレーできる
「土台」です。
上田綺世選手がもたらす安定感、連動、強さ。
その裏側には、
確かなボディコントロールがあります。
そしてこれは、
サッカーだけでなく
すべてのアスリートに通じる必須能力 です。
もしあなたが
「もっと安定してプレーしたい」
「ケガを減らしたい」
「勝負所で踏ん張れる体を作りたい」
と感じているなら、
まず取り組むべきは
身体のコントロール=ボディコントロールの
強化 です。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
現役アスリートとしての時間は、
限られています。
悩んでいる時間は、
あなたの前進を妨げています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
ボディコントロールの詳しい解説は
ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。
■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。