奥原希望選手の復活劇から学ぶ。不調の正体は“体内のわずかなズレ”だった

トップアスリートでもコンディションを崩す。その原因は“ほんのわずかなズレ”

 

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

バドミントン女子シングルスで

世界ランキング1位に立ち、

世界女王として名を刻んだ奥原希望選手。

 

彼女はパリ五輪を逃した後、

世界ランキングが63位まで落ち込むほど、

苦しい時期を経験しました。

 

しかし秋の国際大会で優勝を重ね、

再び上昇気流に乗り始めています。

 

 

どれほど実績のあるトップアスリートでも、

このようにコンディションを

大きく落とす時期があります。

 

では、その “不調の正体” は一体何なのか。

 

多くの選手が

「技術」「体力」「メンタル」

を原因として考えがちですが、

実はもっと根本的で、

見落とされがちな要素があります。

 

それが――

体の中で起きている

“わずかなバランス・感覚のズレ”  です。

 

■ 不調は突然やってくるようで、

実は積み重ねで生まれている

 

アスリートは毎日ハードな練習を続けています。

疲労、微細な筋緊張、

姿勢の崩れ、動作パターンの偏り…。

 

こうした “小さなズレ” が積み重なることで、

動きの連動性が弱まり、

本来のパフォーマンスが発揮できなくなります。

 

それは目に見えない変化で、

選手本人ですら気づけないほどのものです。

 

しかし、このわずかなズレが積み重なると…

 

・身体の反応速度が落ちる

・「動きたい方向」と「身体の反応」が一致しなくなる

・無駄な力みが増える

・疲労が抜けにくくなる

・いつも通りのフォームが作れない

 

といった状態に陥ります。

 

奥原選手が語った、

「頭の回転が追いつかず駆け引きに対応できなかった」

という感覚も、

身体内部の微細なズレによって

“脳と身体のつながり” が乱れている状態

と言えます。

 

 

■ ボディコントロールがあると

“身体の声が聞こえるようになる”

 

不調を防ぐために大切なのが

ボディコントロール です。

 

ボディコントロールが身についている選手は、

自分の身体の隅々まで感覚が研ぎ澄まされ、

次のようなことができます。

 

・今の体の状態を正確に把握できる

・どこがズレているのか、どこに違和感があるのかが分かる

・ズレをその場でリセットできる

・練習や試合の前に、自分でベストコンディションに整えられる

・本番での動きに“迷い”がなくなる

 

つまり、

「自分の身体の取扱説明書を読める状態」

になるのです。

 

トップアスリートほど、

技術も体力も高いからこそ、

ほんのわずかな違いが

勝敗や結果を左右します。

 

だからこそ、

ボディコントロールが整っている選手は、

不調の兆しをいち早く察知し、

試合に向けてベストな状態を

つくることができます。

 

 

■ ベストコンディションは

“偶然” ではなく “つくり出すもの”

 

奥原選手のような

世界トップクラスの選手であっても、

コンディションを崩すことはあります。

 

しかし、復活の兆しを見せているように、

不調は必ず乗り越えられるものです。

 

そのために必要なのは、

ただ練習量を増やすことでも、

メンタル強化をすることでもありません。

 

自分の身体の状態を正しく感じ取り、

微細なズレを整えられる力。

 

それこそが、アスリートが再び

最高のパフォーマンスを発揮するための

土台になります。

 

ボディコントロールは、

まさにその “土台”をつくるトレーニングです。

 

技術や戦術は、

正しく動ける身体があってこそ発揮されます。

 

逆にいえば、

身体のバランスや感覚がズレている状態では、

いくら努力をしても

成果が出づらくなってしまいます。

 

ベストコンディションは

「運任せ」ではありません。

 

身体を正しく整えることで、

誰でも “つくり出すことができる” のです。

 

トレーニングスタジオはるかぜでは、

アスリートがどんな状況でも

実力を発揮できるように、

ボディコントロール強化に

特化したプログラムを提供しています。

 

スタジオに通えない方には、

オンラインでのブログラムを提供しています。

 

現役アスリートとしての時間は、

限られています。

悩んでいる時間は、

あなたの前進を妨げています。

 

あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

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私たちと一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

ボディコントロールの詳しい解説は

こちらからご覧ください。

 

ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技レベルアップのため、

様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし極度の成績ムラが生じ、

好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。

 

動きを基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

 

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

 

自分で体をコントロールできる運動方法を

見つける。

 

どんな時でも正確に動けることから、

「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール

を佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

自信を持って競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。

 

<その他経歴>

■リハビリ

・神戸海星病院のデイサービス経験者。

300人以上のリハビリストレッチや

トレーニングを行った。

 

・脳梗塞で左片麻痺の方を

ダンスレッスン開始から5ヶ月で

ドレスを着て発表会に出演する程、

回復させた経験がある。

 

■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。