後半に伸びる選手の条件。不破聖衣来選手の快走から見える“体の扱い方”の重要性
“自分の力を出し切るために必要なのは、体を思い通りに動かせる力”
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
23日に行われたクイーンズ駅伝で、
三井住友海上・不破聖衣来選手が
実業団駅伝デビューを果たしました。
3区(10.6km)という
最長区間の“エース区間”。
トップと57秒差の11位で
タスキを受け取った彼女は、
後半にかけて一人、また一人と順位を上げ、
最終的に 6人抜きでチームを5位へ押し上げる
快走 を見せました。
レース後、不破選手はこう語っています。
「とりあえず今出せる自分のベストを尽くそうという思いで走りました」
「前半より後半に走りが良くなることが多いので、自分の走りを信じて後半ペースを上げられた」
このコメントからもわかるように、
不破選手は“自分の体の使い方”を深く理解し、
自分のリズムを信じながら、
必要な場面でしっかりと力を
出し切っています。
そして私は、
この“自分の走りを信じて力を出せる状態”
こそが、
スポーツ選手にとって最大の武器であり、
そのために欠かせないのが
ボディコントロール能力 だと考えています。
■ ボディコントロールがある選手は
「自分の体を扱える」
ボディコントロールとは、
“動きの中で安定したバランスを保ちながら、思い通りに体を操作できる能力”
のことです。
不破選手のように、
後半に一気に加速し、
次々と選手を抜いていくためには、
・重心の位置が安定している
・筋力の出力タイミングが整っている
・体の動きにロスが少ない
・どんなペース変化でもリズムを崩さない
といった「体の扱い方」が必要になります。
これは単なる筋力や心肺機能だけでは
不十分で、
いま自分の体がどう動いているのか
どこに力が入っているのか
どの動きに無駄があるのか
を“感じ取り”、
必要な動きを正確に出せるかどうかで
大きく変わります。
ここにこそ、
ボディコントロールの重要性があるのです。
■ ボディコントロールが身につくと
「自分のベストを出せる」
多くのアスリートは、
練習ではできた動きが本番で出せない、
あるいは緊張やプレッシャーで
体が固まってしまう、
と悩みます。
これは決して気持ちの問題だけではなく、
“体を思い通りに動かす土台が整っていない”
から起こることです。
しかし、ボディコントロールが身につくと、
・自分のフォームが安定しやすい
・走り・跳ぶ・投げる動作に無駄がなくなる
・本番でも練習と同じ動きが再現できる
・疲れてもパフォーマンスが落ちにくい
・プレッシャーがかかっても体の反応がブレない
という状態に変わっていきます。
つまり、
「自分の力を出し切れる選手」
になれる のです。
不破選手はまさに、
自分の体の使い方を理解し、
レースの後半でも強さを発揮することで、
見事な走りを実現しています。
これは天性の才能だけではありません。
体の状態を感じ取り、
動きの質を磨いてきた結果です。
■ あなたも「後半で強い選手」になれる
どんな競技でも、
最後の1秒・1動作を出し切れる選手が
勝ちます。
そのために必要なのは、
筋トレでもランニング量でもなく、
“体を思い通りに使う力=ボディコントロール”
です。
ボディコントロールは
すべてのスポーツの土台であり、
動きの質が変われば、
あなたの競技力は確実に変わります。
不破選手の走りからもわかるように、
身体を自在に扱える選手は、
プレッシャーの中でも
自分の力を最大限に発揮できます。
もしあなたが、
本番になると動きが固まる
自分の力を出し切れない
もっと力強く、安定した動きを身につけたい
という悩みを持っているなら、
その土台を作るのが
まさにボディコントロールです。
あなたも、自分の体を理解し、
思いどおりに動かす力を身につけて、
“不破選手のように後半で強い選手”
を目指してみませんか?
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
現役アスリートとしての時間は、
限られています。
悩んでいる時間は、
あなたの前進を妨げています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
ボディコントロールの詳しい解説は
ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。
■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。