栗山巧選手の引退表明から学ぶ、“技術を最大限に活かす身体”の作り方
バッティングフォーム・スイング等
“技術を最大限に活かす身体”
をつくる重要性
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
埼玉西武ライオンズ一筋25年。
栗山巧選手が来季2026年限りでの現役引退を
表明しました。
プロ入りから長い年月をかけて
磨き続けてきた技術、
積み重ねてきた経験、
そしてチームやファンに向けた熱い想い。
その言葉の中で特に印象的だったのが、
「今までやってきたことを全て出し尽くして、必ず優勝する」
という宣言です。
25年目という節目の年に、
これまで培ってきたすべてを発揮する覚悟。
その裏には、技術や気持ちだけでなく、
「身体を思い通りに動かせるかどうか」
という、
トップ選手ほど強く意識している
“身体操作力=ボディコントロール”
の重要性があります。
◆ 技術は「身体が再現できてこそ」
真の力を発揮する
野球に限らず、
どんな競技でも長年積み重ねてきた技術は、
選手にとって財産です。
ただし、その技術は
身体が思い通りに動き、
イメージした動作を正しく再現できる身体
があってこそ発揮されます。
たとえば、
理想のスイングフォームを
頭で理解していても、
・身体がぶれる
・軸が安定しない
・重心が流れる
・手先だけで振ってしまう
こうした状態だと、
せっかく身につけた技術が
“再現できない” のです。
逆に言えば、
ボディコントロールが高い選手は、
「イメージした通りの動きが、いつでも再現できる」
ため、プレーに再現性が生まれます。
◆ 正確なスイングは「安定した軸」から生まれる
栗山選手のように
第一線で長年活躍する選手は、
例外なく “軸の安定感” を持っています。
スイングは腕だけで行う動きではありません。
土台である下半身、
軸を作る体幹、
力を伝える肩や肩甲骨、
そして全体をつなぐバランス感覚。
どこか一つでも崩れると、
・泳がされる
・差し込まれる
・ボールの下をくぐる
・力が入らない
といった「スイングのズレ」が起こります。
ボディコントロールが高い状態とは、
身体の軸がブレずに、
必要な筋肉だけが適切に働き、
余計な力みがないスイングができる状態
のことです。
この状態を手に入れると、
・ミート率が上がる
・スイングスピードが自然に上がる
・どんな球種やコースにも対応しやすくなる
といった、
選手として極めて大きなメリットが
生まれます。
◆ 安定したフォームを守るには
「感覚のズレをなくす」こと
技術がある選手ほど、
「体の感覚のズレ」に敏感です。
しかし、
練習量や疲労、年齢、痛みなどの影響で、
身体は少しずつ理想のフォームから
ズレていきます。
その結果、
「頭ではわかっているのに身体がついてこない」
という状態が起きやすくなります。
これはまさに、
イメージと動きが一致していない状態です。
ボディコントロールトレーニングの目的は、
このズレをなくし、
理想のフォームを正確に再現できる身体を
取り戻すこと。
フォームが安定すると、
調子の波も小さくなり、
試合で “崩れない選手” になれます。
◆ まとめ
技術 × ボディコントロール が
選手の価値を最大化する
栗山巧選手のように
長年トップレベルでプレーし続ける選手は、
技術だけでなく、
身体を思い通りに扱う力を
高いレベルで維持しています。
・これまで積み重ねた技術を最大限に活かす
・正確なスイングを再現する
・安定したフォームをキープする
そのすべてのベースになるのが
ボディコントロール です。
あなたがどんな競技をしていても、
今まで積み重ねてきた努力を
“結果につなげる” ために、
身体を思い通りに動かせることは
欠かせません。
もし今、
「技術はあるはずなのに結果に結びつかない」
「イメージ通りに身体が動かない」
「フォームが安定しない」
という悩みがあるなら、
ボディコントロールを見つめ直す
絶好のタイミングです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
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スタジオに通えない方には、
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現役アスリートとしての時間は、
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ボディコントロールの詳しい解説は
ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。
■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。