コンディション不良を一瞬で変える「ある意識」とは? 一年中コンディションを安定させる方法
【ボディバランスで“コンディション不良”を防ぐ】季節や緊張に左右されない身体をつくる方法
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
試合や大会を見ていると、
「今日はコンディションが悪かった…」
という言葉を耳にすることがあります。
一流アスリートでさえ、
気温の変化や緊張、
体調の揺らぎによって、
本来の実力が出し切れない場面は
少なくありません。
しかし実は――
体のバランスを
しっかりコントロールできるようになると、
試合中のパフォーマンスだけでなく、
寒さや緊張によるコンディション不良を
防ぐことができるのです。
今日は、その
「コンディションを整えるための秘訣」
をお伝えします。
■ なぜアスリートはコンディションに左右されるのか?
どれだけ鍛えている選手でも、
冬場の冷え、
夏場の酷暑、
湿度の高さ、
会場の空気感、
さらには緊張の強さなど、
外的要因は避けられません。
こうした環境によって筋肉が固まったり、
体の軸がブレたりすると、
動きの質は大きく低下します。
特に緊張や寒さで
“無意識の力み” が入りやすい選手は、
パフォーマンスへの影響が顕著です。
でも、
もしあなたがこうした環境の変化にも動じず、
常にベストコンディションを
保つことができたらどうでしょう?
間違いなく、
試合で大きなアドバンテージを得られます。
■ カギは「体の中心線」を意識したボディバランス
コンディションを整えるための
最も重要な要素が、
体の中心線(センターライン)を
意識することです。
人は疲れたり緊張したりすると、
無意識に手足でバランスを取ろうとします。
しかしそれでは余計な力が入り、
動きが硬くなり、
スタミナの消耗も激しくなります。
そこで必要なのが、身体の中心――
いわゆる「体幹の軸」を使って
動きを安定させること。
中心線を意識するだけで、
・動きのブレが減る
・力みが取れる
・余計なエネルギーを使わなくなる
・姿勢の崩れが少なくなる
といった効果が期待できます。
■ 中心線をつくる2つのポイント
① 股下から頭の先まで「ファスナーを引き上げるイメージ」
衣服のファスナーを引き上げるように、
股下 → 胸 → 顔 → 頭の先へと
一本のラインがまっすぐ伸びていく感覚を
つくります。
このイメージを持つだけで、
・姿勢が整う
・骨盤と胸郭が安定する
・体幹が使いやすくなる
といった変化が表れます。
② 鏡で中心線を目視して確認する
イメージだけでなく、
鏡を使って自分の姿勢や中心線を
必ず確認しましょう。
左右差がある場合は、
鏡を見ることで自分のクセが
客観的に理解できます。
■ 毎日1分でOK。習慣化が最大の武器になる
中心線を意識するための練習は、
1日1分で十分です。
ポイントは、
「歩いているとき」
「ウォーミングアップのジョグ」
「ストレッチの前後」
など、日常の動きのなかで意識すること。
動く → 中心線を整える → また動く → 整える
このサイクルを繰り返すことで、
無意識でも軸が安定していきます。
さらに、
・鏡
・動画撮影
を活用して、
自分の姿勢と動きを
チェックする習慣を作ると、
上達スピードが一気に加速します。
■ コンディション不良に負けない身体を手に入れる
ボディバランスを
コントロールできるようになると、
季節の寒暖差や環境の変化に
影響されにくくなり、
年間を通して安定したコンディションを
保てるようになります。
それは、
どんな練習をするよりも、
どんなトレーニングを積むよりも、
試合で結果を出すための
一生もののスキルです。
あなたも今日から、
中心線を意識した
ボディバランストレーニング
を始めてみてください。
必ず、パフォーマンスと安定感の両方で
違いを実感できるはずです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
現役アスリートとしての時間は、
限られています。
悩んでいる時間は、
あなたの前進を妨げています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
ボディコントロールの詳しい解説は
ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技レベルアップのため、
様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし極度の成績ムラが生じ、
好不調の波に悩み、ついにはスランプに陥る。
動きを基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を
見つける。
どんな時でも正確に動けることから、
「持てる力を最大に発揮できるボディコントロール」
を佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
自信を持って競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
<その他経歴>
■リハビリ
・神戸海星病院のデイサービス経験者。
300人以上のリハビリストレッチや
トレーニングを行った。
・脳梗塞で左片麻痺の方を
ダンスレッスン開始から5ヶ月で
ドレスを着て発表会に出演する程、
回復させた経験がある。
■学生時代は陸上部で、3000mと3000m障害を専攻。