金メダリストに共通する「安定した着地」の正体 ― 村瀬心椛選手の動きから読み解く、回転よりも重要な“体の整え方” ―

なぜ村瀬心椛選手の着地は崩れないのか

― 金メダルを支えた

“身体のコントロール” という視点 ―

 

 

こんにちは!

ボディコントロール講師の佐野雅俊です。

 

女子スノーボードで

金メダル・銅メダルを獲得した村瀬心椛選手。

 

 

彼女の空中での連続回転の大技は、

もちろん圧倒的な技術力です。

 

しかし、私が競技を観ていて

最も印象に残ったのは

「着地の安定感」でした。

 

 

フォームがきれいでも、

安定するとは限らない

 

多くの選手は、

技を出しながら、

つまり回転動作を続けたまま着地します。

 

その結果、

 

・勢い余ってバランスを崩す

・無理に踏ん張る

・ひざや足首に負担がかかる

 

こうしたリスクが一気に高まります。

 

見た目は迫力があっても、

身体には大きな負担が残ります。

 

 

村瀬心椛選手が

他の選手と決定的に違う点

 

村瀬心椛選手は、

着地前に回転動作を終えています。

 

そして、

 

・体とボードを地面と水平に整える

・進行方向に体を向ける

・体幹軸を崩さずに接地する

 

この準備が、

着地の直前にすでにできています。

 

つまり、

ジャンプから着地までの一連の動きを

完全に自分でコントロールしている

ということです。

 

 

力ではなく、バランスと順番

 

着地の瞬間、

多くの選手は体を縮め、

ひざを大きく曲げて衝撃を吸収します。

 

しかしそれは、

バランスが崩れているから

「耐える必要がある」状態とも言えます。

 

村瀬心椛選手の場合、

 

・着地前に体幹軸を進行方向に向ける

・胸の重心を落とさない

・ひざが曲がっても、軸が崩れない

 

この状態ができているため、

力まずとも安定した着地が可能になります。

 

これは、

力の強さではなく、

動きの順番と整え方の差です。

 

 

動的バランスが、

次のレベルを可能にする

 

安定した着地ができるということは、

それ以上のリスクを負わずに

次のレベルの大技に

挑戦できるということでもあります。

 

屋外競技は、

 

・雪質

・風

・コンディション

 

こうした要素に左右されます。

 

それでも安定した動きができるのは、

自分の体の軸とバランスを

常に把握できているからです。

 

村瀬心椛選手の

体幹軸からの動的バランス能力は

群を抜いている

と感じました。

 

 

この動きは、特別な才能ではない

 

ここで大切なのは、

この安定した動きは

「天性の感覚」だけで生まれているわけではない

ということです。

 

・体の構造を理解し

・順番どおりに整え

・動きの中でコントロールできる状態を作る

 

これができれば、

競技やレベルを問わず

動きの安定性は確実に変わります。

 

 

最後に

 

村瀬心椛選手の金メダル、銅メダル獲得は、

技術だけでなく

身体をどう扱えているか

強く感じさせるものでした。

 

本当におめでとうございます。

 

そして、

この「安定した動きの正体」は、

多くのアスリートにとって

伸び悩みを抜けるヒントになると

感じています。

 

 

トレーニングスタジオはるかぜでは、

 

・分かっているのにできない

・感覚はあるのに試合で再現できない

 

そんな中堅アスリートが、

どんな状況でも実力を発揮できるように、

ボディコントロール強化に

特化したプログラムを提供しています。

 

スタジオに通えない方には、

オンラインでのブログラムを提供しています。

 

現役アスリートとしての時間は、

限られています。

悩んでいる時間が長いほど、

競技人生は短くなってしまいます。

 

あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

ご相談はこちらから。

 

私たちと一緒に、

「練習でも試合でも同じ動きを出せる状態」を

整えていきましょう。

 

ボディコントロールの詳しい解説は

こちらからご覧ください。

 

ボディコントロールとコーディネーションについては、こちらからご覧いただけます。

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、社会人を経て競技の世界に入り、

プロ競技者として活動。

 

競技レベル向上を目的に複数のトレーナーや

コーチから指導を受ける中で、

成績のムラや極端な好不調の波に悩み、

スランプを経験する。

 

動きを根本から見直すため

独学で解剖学を学び、

身体のバランスと動作メカニズムを

徹底的に研究。

 

調子や感覚に左右されず、

自分で身体をコントロールするための

運動方法にたどり着く。

 

競技経験と検証を通して得た知見をもとに、

「持てる力を最大限に発揮できるボディコントロール」

を佐野美由紀と共に体系化。

 

現在は、

競技スポーツに本気で取り組む

アスリートを対象に、

成績の波や動きの再現性に悩む

選手のサポートを行っている。

 

<略歴>

・JBDFプロダンスインストラクター

・指導歴25年以上

・のべ指導人数30,000人以上

・医療・介護現場での身体機能サポート実績あり。

・脳梗塞後遺症のリハビリ担当

・学生時代:陸上競技(3000m・3000m障害)