引退か現役続行かを悩んでいるアスリートのあなたへ。悔いのない競技人生を送る方法とは?
競技選手には必ず現役を引退する時がきます。
10代後半から20代前半で引退する選手もいれば、60代で現役バリバリの選手もいます。
もちろん引退するしないは選手本人が決めることです。
ちなみに私は44歳で現役を引退しました。
正直なところをお話しますと、40歳で1度引退を考えました。
理由は以前に比べると回復力が明らかに落ちていることを感じたからです。
しかしその反面、自分の中ではまだやりきっていない、まだレベルアップできるとも思っていました。
引退した先輩方に聞いてみても、
自分はまだ出来たのにな、
後5年はやりたかったな、
年齢が年齢だから仕方ないよな、
など思いながら引退された方も多数いらっしゃいました。
特に年齢を理由に引退すると後悔が残ります。
周りからどう思われようが、本人がやりきることが1番だと私は思います。
確かに年数を重ねるほど体の反応が鈍ってくる、
イメージ通りに動けなくなる等、
体力面では若い頃に比べると落ちてきます。
しかしこれまで培った技術と経験は、若さとパワーを上回ります。
若い頃はパワーに頼ってがむしゃらに動いていましたが、
経験を重ねると必要最低限の力で動けるようになっていきます。
私はもう少し現役を続けるために、省エネで疲労を溜めない動き方ができないかと、
解剖学の専門書を何冊も読み、体の作りを根本から勉強しました。
結果、
骨格・筋肉を効率的に動かすには、
全身の神経をつなげることが必要不可欠だということが分かりました。
簡単に説明すると、体の中心から手足に向けて、筋肉と骨をうまく使って効率よく動かします。
まずは体の中心部である骨盤から背骨、そこから両腕、両足の骨へとつなげていきます。
次は腰まわりから背中と前はおへその下からみぞおちを通り喉元まで。
そこから両腕、両足の筋肉へとつなげていきます。
全身の神経がつながると、体のバランスをコントロールできるようになります。
そして安定したバランスが無駄な動きや力みを失くし、疲労を軽減できるようになります。
理解して実践できるようになるまで時間はかかりましたが、
私の現役生活の最後の1年は自分の力を出し切り、
まさにやりきったと納得して引退することができました。
アスリートは自分の競技に人生をかけています。
同じ年代の友達が遊んでいても、
自分は結果を残すためにひたすら練習・トレーニングをします。
だからこそ悔いが残らないように、
自分が納得するまでとことんやりきっていただきたいと私は思います。
自分の体をコントロールすることで、体の疲労を軽減できます。
そしてケガも防げるようになります。
もしあなたが 引退を迷っていたら、
本当は 引退したくないと思っていたら、
全身の神経をつなげてみてください。
体を正しく使えることで、納得のいく答えが得られると思います。
私たちはあなたが悔いのない競技人生を送れるよう、全力で応援しています!
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
私たちと一緒に、あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ 代表 佐野雅俊
高校卒業後、社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、のべ3万人以上にダンスレッスンと体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、筋トレや様々なレーニングを複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげるボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、自信を持って競技に挑めるようにサポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。