恐怖心に負けない身体とは?――阿部詩選手の言葉に学ぶ、覚悟と身体の準備
こんにちは!
ボディコントロール講師の佐野雅俊です。
桜が満開となり、
昨日・一昨日の週末は、
お花見にぴったりの陽気でしたね。
そんな春の佳き日に、
柔道界でも見事な“開花”がありました。

阿部詩選手が全日本選抜体重別選手権で
優勝し、その強さを改めて見せつけました。
試合後には、
「一度負け方としては後ろにひっくり返って負けている。後ろを狙われることが多いけど、そこを頭に入れて稽古してきた。恐怖心を取っ払って入るしかないと思った」
と語っています。
トップアスリートである阿部選手ですら、
試合に対する恐怖心と常に向き合っている
という言葉は、非常に印象的です。
恐怖心というのは、
どんなに経験を積んだ選手であっても
感じるもので、
それをゼロにすることは不可能かもしれません。

しかし、その恐怖心に飲み込まれるのか、
それとも恐怖心を受け入れた上で
自分の力を出し切れるのか――
そこが勝負の分かれ目になることは
言うまでもありません。
私が行っている
「ボディコントロール・トレーニング」は、
まさにこの “恐怖心に負けない身体” を
つくることを目的としています。
恐怖心が湧いたときに、
人の身体は無意識に力み、
動きが硬くなり、
呼吸が浅くなります。
そうなると、本来の動きができなくなり、
パフォーマンスが低下してしまいます。
しかし、自分の身体を細やかに感じ取り、
コントロールできるようになると、
恐怖心があっても冷静に動けるようになります。

「今、自分の身体はどうなっているか」
「イメージと実際の動きにズレはないか」――
こうした感覚を持つことで、
極限の場面でも安定した力を
発揮できるようになります。
阿部選手のように、
相手の狙いや過去の失敗を
しっかりと受け止め、
それを踏まえて「準備」と「稽古」を積み重ねる。
それが結果につながるのは間違いありません。
そして、その準備のひとつが
「身体とイメージの一致=ボディコントロールの強化」
であると、私は信じています。
夢や目標に向かって、
一歩一歩確実に前進したい――
そんなアスリートを、
これからも全力でサポートしていきたいと
思います。
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
