根尾選手の復調に学ぶ!フォームを変える前に見直したい”体の感覚”
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
プロ野球・中日ドラゴンズの根尾昂選手が、
変調の兆しを見せています!
5月3日、マツダスタジアムでの広島戦の8回に
中継ぎで今季初登板。
見事、1イニングを三者凡退に抑えました。

根尾選手といえば、
2022年シーズン途中から「二刀流」に挑戦。
2023年からは投手一本に絞り、
フォーム改造にも取り組んできました。
しかし、周囲からは
「野手投げを直すべき」と言われ、
結果的にコントロールが乱れ、スランプに。
ところが、落合2軍監督は言います。
「野手投げ」と揶揄されたフォームこそが、
根尾選手にとっての“理想形”だったと。
実は、スポーツにおいて
避けて通れない課題のひとつが
「フォーム」の問題です。

野手投げかどうかに関わらず、
本人が “気持ちよく・自然に”
投げられるなら、
それがベストなフォームだと私は思います。
私は、フォームというのは
“自分が良いと思える感覚” を
何よりも大切にするべきだと考えています。
誰かに言われたから、
周りの常識に合わせたから、ではなく、
「これが自分にとって一番自然に動ける」
という感覚。
その感覚があるとき、
パフォーマンスは自然と最大化されます。
しかし、調子が崩れたり、
成績が出なくなったときに、
「やっぱり自分の感覚は間違っていたんじゃないか」
と迷いが生まれます。

そんなときこそ必要なのが、
「ボディコントロール」の力です。
ボディコントロールとは、ざっくり言えば
「動きの中でバランスを保つ力」です。
体の軸を安定させ、
自分が思った通りに身体を動かせる感覚。
これが備わっていれば、
フォームを “外側” からいじるのではなく、
“内側” から微調整ができるようになります。

多くの選手がスランプに陥ったとき、
フォームを大きく変えようとします。
しかし、
それがさらなる不調につながることも
少なくありません。
なぜなら、
「自分の身体の感覚」と「頭で考える理想」が
かみ合っていないからです。
ボディコントロールが身についていれば、
自分の身体の声を正確に聞き取ることができます。
「今、軸がずれてるな」
「タイミングが少し早いな」
そういった微細な違和感に気づき、
自分で元に戻す力が養われます。
根尾選手のように、
「自分の感覚」を信じ、
そこに立ち返る力を持つことは、
アスリートとして非常に重要です。
そして、それを支える土台となるのが、
まさにボディコントロールなのです。
私は、すべての選手が自分らしいフォームで、
自信をもってプレーできるようになることを
願っています。
そのためにも、自分の感覚を磨き、
それを支える体の土台を整える――
これこそが、
パフォーマンスを最大化させるための
一番の近道なのです。
私たちは、
あなたがより良いパフォーマンスを
発揮できるよう、
全力でサポートします!
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
