金メダリスト・北口榛花選手も語った“体の違和感”―あなたのパフォーマンスを左右する“体の取扱説明書”
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
5月18日、東京・国立競技場で開催される
「ゴールデングランプリ」に、
2023年ブダペスト世界陸上、
2024年パリ五輪で連続金メダルを獲得した
女子やり投げの北口榛花選手が出場します。

今季初戦となった
ダイヤモンドリーグ・上海紹興大会では、
60m88で4位。
この結果について、
北口選手は次のようにコメントしています。
「体の回転を速くしたいとやっていたんですが、横回転ばかり強くなってしまった」
「縦回転が強くなれば体の軸にやりが近くなるのですが、横回転が強くなると手の位置が遠くなるので、それかな、と思っています」
また、自身の体の柔軟性については、
「他の選手はここでしか投げられない、というポジションがあるのに、私はだいたいこの辺でと、広い幅で投げられてしまいます」
と語っており、
関節の可動域の広さを武器にしていることが
うかがえます。
しかし、北口選手ほどの
世界トップレベルのアスリートであっても、
「思った通りに体が動かない」
「理想のフォームと実際の動きがズレてしまう」
といった課題に直面しています。
それはつまり、
自分の体を完全には
コントロールできていない、ということです。
彼女自身も
「体の回転を速くしたいと思って取り組んだ結果、横回転が強くなってしまった」
と語っており、本来意図していた
「縦回転の強化」とは異なる方向に
動きが偏ってしまったことに気づいています。
こうしたズレは、
体の感覚と実際の動きの不一致から
起こるものであり、
多くのアスリートに共通する課題でもあります。

しかし、「ボディコントロール」 が
しっかりと身についていると、
自分の関節の可動域や柔軟性、
筋力の限界値などを
正確に把握できるようになります。
つまり、「自分の体の取扱説明書」を
持っているような状態です。
そうなると、ただ言われた通りに
フォームを真似るのではなく、
自分にとって最も効率のよい、
無理のない理想的なフォームを
構築できるようになります。

たとえば、
肩関節の可動域が広いからこそ
投げられるフォームがある一方で、
広すぎるがゆえに軸がブレてしまう危険もある。
このバランスを正しく理解し、
意識して調整できる能力が
「ボディコントロール」です。
それは一朝一夕で
身につくものではありませんが、
的確なアプローチを積み重ねることで
確実に変わっていきます。
トップアスリートであっても、
自分の体の状態を正確に把握するのは難しい。
だからこそ、
パフォーマンスの土台である
「ボディコントロール」を習得することが、
ケガを防ぎ、競技力を最大化するために
不可欠なのです。
私のトレーニングでは、
アスリート一人ひとりの体の特徴や
動きの癖に合わせて、
動きと感覚のズレを修正しながら、
体の軸や可動域を的確に
コントロールできるように導いていきます。
目指すのは、技術練習に頼る前に
「体そのものが使いやすい状態」
をつくること。
そのベースが整うことで、
どんな技術もより効率的に吸収でき、
実戦で最大限のパフォーマンスを
発揮できるのです。
私たちは、
あなたがより良いパフォーマンスを
発揮できるよう、
全力でサポートします!
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
