3連覇達成の裏にある力とは?小田凱人選手が持つ“ぶれない体”の秘密

 

こんにちは!

パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。

 

先日行われた車いすテニスの全仏オープンで、

日本の小田凱人選手が

大きな快挙を成し遂げました。

 

 

男子シングルス決勝で、第2シードの

A・ヒューエット選手をストレートで破り、

見事に大会3連覇を達成したのです。

 

この3連覇は、

車いすテニス界のレジェンド

国枝慎吾さんに続く史上2人目の偉業。

 

さらに小田選手にとっては、

四大大会(グランドスラム)での

通算5度目の優勝となります。

 

18歳という若さで、

世界の頂点に立ち続ける姿には

本当に胸を打たれますし、

日本の誇りだと感じます。

 

こうした世界レベルの試合で勝ち続けるには、

もちろん高い技術、

戦術、精神力が必要ですが、

私はもう一つ、

非常に大切な要素があると考えています。

 

それが

「プレッシャーのかかる場面でも、自分の力をしっかり発揮できる身体の使い方」

=ボディコントロールです。

 

試合の後半、スコアが競ってくると、

どんな選手でも多少なりとも緊張し、

体に余計な力が入ってしまいます。

 

その中で、

普段通りの動きができるかどうかは、

筋力や柔軟性だけでなく、

「無駄な力みを抜いて、

安定したバランスを保ち、

正確な動きを再現できるかどうか」

にかかっているのです。

 

実際に、

ボディコントロールが身についている選手は、

緊張する場面でも

「軸がブレない」

「無理な力みに頼らない」

「自分の感覚を信じて動ける」

といった特徴があります。

 

 

これこそが、

試合の勝負所で差をつける

“本当の強さ” だと私は思います。

 

では、「ボディコントロール」とは

一体何なのか?

 

私の定義では、

動きの中でバランスを安定させながら、

自分のイメージ通りに体を動かす力

のことを指します。

 

ただ立っているときだけでなく、

走っている、跳んでいる、

打っているといった動作の最中に、

いかに無駄なく、安定して、

意図通りに動けるかが重要なのです。

 

例えば、テニスのように

一瞬の判断で体を動かす競技では、

体の軸がぶれるだけで

ショットの精度が落ちたり、

動きに遅れが生じたりします。

 

 

特に大事な場面ほど、

「体の芯」が安定していないと、

自分でも思ってもいなかったような

ミスが起きてしまう。

 

逆に、

普段からボディコントロールのトレーニングを

している選手は、

試合中にどれだけ激しく動いても、

軸がブレず、呼吸も乱れにくく、

緊張の中でも “いつもの自分” で

いられるのです。

 

これは、

プロやトップ選手だけの話ではありません。

 

高校生や大学生のアスリート、

あるいは夢を追いかける

ジュニア世代にとっても、

ボディコントロールの質を高めることは、

「大事な場面で実力を出せる自分」

に近づく大きな一歩になります。

 

どれだけ練習してきても、

試合で実力を出せなければ意味がない。

 

だからこそ私は、

ボディコントロールを通して

「本番に強い体と心」

をつくるサポートをしています。

 

もし、あなたが

体の使い方や動き方で悩んでいたら、

お気軽にご相談ください。

 

私と一緒に、

あなたの悩みを解決しましょう!

 

 

トレーニングスタジオ はるかぜ

代表 佐野雅俊

 

高校卒業後、

社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。

翌年プロダンスインストラクター取得。

 

プロダンス講師22年で、

のべ3万人以上にダンスレッスンと

体の動かし方を指導。

ボディコントロールのキャリアを積む。

 

競技のレベルアップのため、

筋トレや様々なトレーニングを

複数のコーチから指導を受ける。

 

しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、

スランプに陥る。

 

体を基礎から見直すため、

独学で解剖学を習得。

体のバランスと動きのメカニズムを

徹底的に研究。

自分で体をコントロールできる

運動方法を見つける。

 

試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、

「10秒で身体とイメージをつなげる

ボディコントロール」を

佐野美由紀と共に体系化した。

 

今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、

全力で競技に挑めるように

サポートすることが目標。

 

JBDFプロダンスインストラクター。

 

趣味は大食い番組を観ること。

 

兵庫県神戸市に

共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。