「もう一度オリンピックへ」引退を決めた樋口新葉選手の挑戦に学ぶ、限界を超える思考
「自分の道を滑りきる」覚悟 〜樋口新葉選手の引退表明に寄せて〜
こんにちは。
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です!
2022年北京五輪女子フィギュアスケート
4位入賞の樋口新葉選手が、
来シーズン限りでの引退を表明しました。

新たに披露されたショートプログラムの曲は
「マイ・ウェイ」
彼女は
「自分のスケート人生を表現するようなプログラム」
と語り、このラストシーズンに
すべてを込めて挑むと決意を示しています。
このニュースを知ったとき、
私は一人のアスリートの「覚悟」に
強く心を打たれました。
樋口選手は
「昨季で引退しようかとも思ったけれど、北京五輪のあとにもう一度オリンピックで滑りたいと思った」
と話しています。
結果だけを見れば、
北京で4位という素晴らしい成績を残し、
誰もが納得するキャリアの
区切りだったでしょう。
それでも彼女は “まだ終われない” と感じた。
そこには、単なる夢や目標ではなく、
「自分自身との約束」
があったのだと思います。
私は、アスリートが本番で
本来の実力を発揮するためのトレーニングを
日々提供しています。
多くの選手が
「もっとできるはずなのに出せない」
「メンタルに左右されてしまう」
と悩みを抱えています。
その中で一番大切なのは、
「自分自身が納得できるまでやり切る」
という姿勢です。
本番でのパフォーマンスとは、
技術や体力だけでなく、
自分の心と向き合う力が試される場です。
樋口選手が語った
「自分の弱いメンタルも受け入れて、それでも出し切る」
という言葉は、
多くの選手の胸に響くはずです。

彼女はその弱さから逃げず、
むしろ最後の1年を
“自分の物語の結末” として
迎える覚悟を持ったのです。
この姿勢は、
競技のレベルや年齢に関係なく、
すべてのアスリートに通じるものがあります。
誰もが人生という
「リンク」の上で、
自分だけの演技をしている。
だからこそ、私たちは自分の信じた道を、
納得できる形で滑り切る必要があるのです。
あなたは、
今の自分の取り組みに心から納得できていますか?
「やり切った」と言える準備が
できていますか?
私たちトレーニングスタジオはるかぜでは、
そんな “納得のいく舞台” に立つための
体と心の準備を、全力でサポートしています。
一人ひとりの
「マイ・ウェイ」を、
共に歩んでいきましょう。
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
