「筋力より感覚」――伊藤あおいに学ぶ、ボディコントロールが導く自分らしいプレースタイルの築き方
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
テニス界に突如現れた
21歳の伊藤あおい選手は、
従来の常識とはかけ離れたプレースタイルで
注目を集めています。

スピードやパワー重視が主流の
現代テニスにおいて、
伊藤選手はその対極ともいえる
“脱力系・変則派” スタイルを貫いており、
「筋トレやるぐらいなら引退する」
と言い放つほどフィジカルトレーニングから
距離を置いてきました。
それでも、彼女は世界のトップ選手を破り、
ついにウィンブルドンの
本戦出場を果たしました。
では、なぜ彼女は “パワー不足”
と自ら語りながらも、
世界で戦えるのでしょうか?
そこにあるのが、
「ボディコントロール」の重要性です。
ボディコントロールとは、
単に筋肉を鍛えることではありません。
動きの中でバランスを保ち、
自分の身体を思い通りに
扱う力を養うことです。
実際、伊藤選手のフォアハンドスライスや
緩急をつけた攻撃、
予測不能なネットプレーなど、
どれも繊細で高度な身体操作が求められます。
これはまさに、
卓越したボディコントロールの賜物です。
筋力やスピードに頼らずとも、
相手のリズムを崩し、
自分の土俵で勝負を展開できるのです。
多くの若い選手は「正解」とされるフォームや
戦術に自分を当てはめようとします。
しかし、誰もが同じ身体構造や
感覚を持っているわけではありません。
大切なのは、
自分の身体を深く理解し、
自分に最も合ったスタイルを見つけ出すこと。
そのためには、
自身の身体感覚を高め、
動きを自在にコントロールする力――
つまりボディコントロールを鍛えることが
必要不可欠です。

伊藤選手のように、
他人と同じ方法ではなく、
自分にしかできないプレーを確立するには、
「自分の身体を自分のものにする」
ことが第一歩です。
スライスで時間を作る、
相手の意表を突くコースを狙う、
ゆっくりと前に出るなど、
すべての動きには
「軸の安定」と「感覚のコントロール」
が求められます。
これは筋トレでは身につきません。
むしろ、筋力で無理やり動かそうとすると、
本来の感覚が鈍ってしまうことすらあります。
ボディコントロールを身につけることで、
無理のない自然な動きが可能になり、
パフォーマンスはむしろ安定し、
選択肢が広がります。
試合中に冷静に判断し、
相手の嫌がることを
意図的に実行できる選手になるには、
頭と身体が一致して動けることが大前提です。
「がんばるけど努力はしたくない」
と語る伊藤選手の裏には、
実は身体の扱い方に対する高いセンスと、
研ぎ澄まされた感覚があるのです。
だからこそ、
誰にも真似できないスタイルが生まれました。
自分らしいプレースタイルを確立したい
すべてのアスリートへ。
まずは、自分の身体を正しく知り、
自由に動かす力――
ボディコントロールを身につけることから
始めてみてください。
それが、あなたにしかできない戦い方を
見つける第一歩になるはずです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
