苦手な芝でも勝てた理由は?大坂なおみ選手の逆転劇に学ぶ「ブレない身体」のつくり方
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
ウィンブルドン開幕初日、
大坂なおみ選手が見事1回戦を突破しました。

対戦相手は予選から勝ち上がった
世界ランキング126位のギブソン選手。
ランキングでは格下ですが、
勢いに乗った選手は時に
実力以上のパフォーマンスを発揮します。
大坂選手は「緊張した」と語り、
第1セット1-3、第2セット2-5と
リードを許す苦しい展開でしたが、
そこから見事に逆転。
特に注目すべきは、
本人が「決して得意ではない」
と語る芝のコートで、
自分のプレースタイルを崩さず
戦い抜いたことです。
芝のコートは球足が速く、
バウンドも低いため、
予測と反応のズレが生まれやすくなります。
つまり、自分のリズムを保つことが
とても難しい環境なのです。
加えて、緊張による体の硬さが加わると、
普段の動きはさらに制限されてしまいます。
こうした難しい状況下で
勝ち切るために不可欠なのが
「ボディコントロール」です。
ボディコントロールとは、簡単に言えば
「動きの中で安定したバランスを保つ能力」
です。

たとえ自分に不利な状況になっても、
焦らず、姿勢を崩さず、
自分の動きを信じてやりきれるかどうか。
この能力が備わっている選手は、
どんな場面でも “いつものプレー” が
できるのです。
大坂選手も、試合の後半になるにつれて
「リラックスできた」と話していました。
これは、緊張を受け入れた上で、
自分の身体の動きに意識を向けた結果、
徐々にバランスとリズムを
取り戻していった証拠ではないでしょうか。
私が指導している
「ボディコントロール・トレーニング」は、
まさにこの
“どんな状況でも動きの質を落とさない身体”
をつくるためのプログラムです。
頭の中のイメージと実際の動きが
ずれないようにすることで、
パフォーマンスの安定性と
再現性が格段に上がります。
大坂選手のように
「苦手な環境でも自分のプレーを出せる」
選手になるためには、
技術や戦術だけでは足りません。
“軸となる身体” があってこそ、
本当の強さが発揮されるのです。
どんなに緊張しても、
どんなに相手が強くても、
自分の力を100%出し切る。
そのための準備が、
ボディコントロールの土台作りです。
あなたもぜひ一度、
自分の動きと向き合ってみませんか?
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
もし体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげる
ボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
