山下美夢有選手に学ぶ。“わずかなズレ”をその場で修正できる身体とは?
「わずかなズレをその場で修正できる選手はなぜ強いのか」
~山下美夢有選手のコメントから考える
“動きの中でのボディコントロール”~
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
女子ゴルフ界で
今もっとも勢いのある選手の一人である
山下美夢有選手。
先日の試合では
最終日に8打差をひっくり返し、
さらにプレーオフで勝ち切るという、
まさに圧巻の逆転優勝を見せました。
帰国後も移動の疲れを引きずることなく、
次戦に向けて落ち着いた表情で
調整を進めています。
彼女がコメントの中で話していたことの一つに
「ちょっとしたスイングのズレがあり、フックが強くなることがある。そのあたりを調整しながら。」
という言葉がありました。
ここで注目したいのは
「ズレに気づけて、修正できること自体が強さにつながっている」
という点です。
スポーツの動きの中で、
身体は常に細かなバランス調整を
行っています。
とくにゴルフは
“止まっているボールを打つスポーツ”
といわれますが、
実際にはアドレスからテイクバック、
トップ、ダウンスイング、インパクト、
フォローに至るまで、
全身が大きく連動して動いています。
その過程でほんの少しでも軸がブレたり、
筋肉の緊張が変われば、
クラブフェースの向きや
ヘッド軌道は敏感に影響を受けます。
トップ選手ほど、
この「わずかなズレ」を
感じ取る能力が高いのです。
そして、感じ取るだけではなく、
その場で修正できる
“体の使い方” が身についている。
これこそが、山下選手のように
プレッシャーがかかる場面でも
安定したプレーを続けられる理由の一つだと
考えています。
では、どうすれば
「ズレに気づき、修正できる体」になるのか。
それが 動きの中で
バランスを自分自身の体でコントロールする
「ボディコントロール」 です。
多くの人は
「バランス=静止したときに安定していること」
だと思いがちですが、
実際の競技では競技中に
体はずっと動き続けています。
つまり求められているのは、
動きながらでも軸がブレない状態を保ち続ける
能力 です。
この能力が高い選手は、
・緊張していても体が硬くなりすぎない
・動きの感覚のズレに気づくことができる
・気づいた瞬間に動きを修正できる
・大事な場面でも自分のリズムを崩さない
という特徴があります。
逆に、この能力が低い選手は、
・試合になると体が重く感じる
・ちょっとしたズレが大きなミスにつながる
・「今日は調子が悪い」で終わってしまう
・プレッシャーがかかると動きがバラバラになる
という状態に陥りやすい。
山下選手がトップ選手として
結果を残し続けられるのは、
技術や筋力だけではなく、
自分の動きを
自分でコントロールできる体を持っているから
といえます。
もしあなたが、
「練習ではできるのに、試合になると崩れる」
「わかっているのに体がついてこない」
「大事な場面ほど動きが乱れる」
と感じているのであれば、
必要なのは “根性” でも“ 反復量” でもなく、
動きながらバランスを保ち続けるための
ボディコントロール能力 です。
あなたの体は、
あなた自身で変えることができます。
体が安定すれば、心も安定します。
心が安定すれば、
プレッシャーの中でも自分の力を
発揮できます。
試合で実力を出し切る選手は、
「ブレない体」と「揺らがない心」
を持っています。
そしてそれは、
特別な才能ではなく、
鍛えることができる “技術” です。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
スタジオに通えない方には、
オンラインでのブログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
過ぎた時間は取り戻すことはできません。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。











