自分のやりたい動きを叶える力 ― 中島ひとみ選手の快走から学ぶボディコントロールの重要性
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
8月9日に行われた第65回実業団・学生対抗
「オールスターナイト陸上」で、
女子100mハードルの中島ひとみ選手が
自己タイ記録となる12秒71をマークし、
優勝しました。

この記録は7月のフィンランド大会で
日本歴代2位を出したときと同タイム。
世界陸上参加標準記録を突破した走りを、
日本のファンの前で再び証明してみせました。
今回のレース後、中島選手は
「本当にあの記録を出したのかなと思われるかもしれないので、それを走りで証明したかった」とコメント。
帰国後は「遠くから踏み切る」
という課題に取り組み、
追い風を受けた後半で、
やりたい動きができる手応えを
つかんだといいます。
この「やりたい動きができる」というのは、
まさにボディコントロールが
しっかり身に付いているからこそ
実現できるものです。
ボディコントロールとは、
体の位置や動き、バランスを
自分の意志で精密に操る能力のこと。

陸上のハードル競技では、
スプリントスピード、
踏み切りの距離、
ハードル越えの高さ・タイミングなど、
すべてが一連の動作として
正確に繋がる必要があります。
どれか一つがズレれば、
リズムが崩れ、タイムにも大きく影響します。
中島選手が今季
「スプリントが向上し、ハードルの頂点も合うようになってきた」
と語っているように、
スピードと動きの精度が噛み合うことで
最高のパフォーマンスが生まれます。
これは単なる筋力や瞬発力だけでは
成し得ません。
高速で走りながらも、
体のバランスを保ち、
次の動作へスムーズに移行できる力 ―
つまり、動きの中での安定した
ボディコントロール ― があってこそ、
安定した結果を出し続けられるのです。
競技スポーツでは、
調子の波はどうしてもあります。
しかし、ボディコントロールを
高いレベルで維持できれば、
その波を小さくし、
好調を長く保つことが可能になります。
さらに、自分の思い描いたフォームや
動きに近づけるための
「微調整」も瞬時にできるようになるため、
大会本番での対応力も格段に上がります。
中島選手は30歳にして
初の世界大会代表入りを果たしました。
「ベテランですが、中学生のような気持ちで臨みたい」という言葉の通り、
経験と技術、
そして体を自在に操る力が融合して、
最高の舞台に挑もうとしています。
私たちも、競技レベルや年齢に関係なく、
日々の練習やトレーニングに
ボディコントロールを取り入れることで、
自分のやりたい動きを叶え、
安定したパフォーマンスを
手にすることができます。
記録を狙う選手も、
試合で結果を出したい選手も、
まずは「動きを思い通りに操る力」を
磨くことが、その第一歩になるのです。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
