本番で120%の力を発揮する秘訣 ― 張本智和選手の優勝から学ぶ身体操作術
こんにちは!
パフォーマンス最大化コーチの佐野雅俊です。
8月11日、横浜市で行われた
卓球シングルスの国際大会で、
日本のエース・張本智和選手が
世界ランキング2位、
そして今年の世界選手権
男子シングルス金メダリストである
中国の王楚欽選手を破り、
見事に優勝を果たしました。

過去の対戦成績は2勝12敗、
しかも直近は8連敗中という大きな壁。
しかし、この日張本選手は
緻密な戦術変更と冷静な対応力で、
世界のトップに立つ難敵を倒しました。
特筆すべきは、
第6ゲームで見せた対応力です。
張本選手は途中、
膝を痛めてタイムアウトを取るアクシデントに
見舞われました。
本来であれば試合の流れが途切れ、
相手に勢いを渡してしまいかねない場面。
しかし張本選手はそこから見事に立て直し、
強烈なフォアハンドにも粘り強く対応。
11対4という大差で最終ゲームを奪い、
ゲームカウント4対2で勝利を収めました。
この
「アクシデントにも動じず、自分の力を出し切る力」
の背景には、技術や戦術だけでなく、
身体を自在に操る
ボディコントロールの存在があります。
ボディコントロールが身についている選手は、
急な痛みや予期せぬ展開にも
瞬時に動きを修正できます。
呼吸、
体重移動、
筋肉の使い方、
姿勢の安定といった要素を
無意識に最適化できるため、
一瞬の判断で動作を切り替えられるのです。
逆に、ボディコントロールが不十分だと、
アクシデントが起きた瞬間に動きが硬くなり、
力が空回りしてしまいます。
スポーツの現場では
「本番になると力が発揮できない」
という悩みがよく聞かれますが、
その原因の多くは技術不足ではなく、
身体の使い方が不安定なことにあります。
張本選手が試合後に語った
「自分の持っている以上の力を引き出してくれた」
という言葉は、
まさに本番で120%の力を
発揮できた証拠です。
そして、その土台には
日々の練習で培った身体の安定性と
柔軟な対応力があったと考えられます。
スポーツの世界では、
技術練習や戦術研究に
多くの時間を割きますが、
それらを試合で最大限に発揮するためには、
まず土台となるボディコントロールを
整えることが不可欠です。

ボディコントロールが身につけば、
アクシデントや予期せぬ展開にも
冷静に対応でき、
心身がブレずに試合を進められます。
結果として、
自分の本来の力を余すことなく発揮し、
時には120%のパフォーマンスを
引き出すことが可能になるのです。
あなたがもし、
大事な場面で力を発揮できないと
感じているなら、
技術練習だけでなく、
まず身体の使い方を
見直すことから始めてみてください。
大きな壁を越える鍵は、
案外「動きの土台」にあるのかもしれません。
トレーニングスタジオはるかぜでは、
アスリートがどんな状況でも
実力を発揮できるように、
ボディコントロール強化に
特化したプログラムを提供しています。
アスリートが現役でいられる時間は限られています。
あなたが体の使い方や動き方で悩んでいたら、
お一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、
あなたの悩みを解決しましょう!
トレーニングスタジオ はるかぜ
代表 佐野雅俊
高校卒業後、
社会人7年を経てプロ競技ダンサーデビュー。
翌年プロダンスインストラクター取得。
プロダンス講師22年で、
のべ3万人以上にダンスレッスンと
体の動かし方を指導。
ボディコントロールのキャリアを積む。
競技のレベルアップのため、
筋トレや様々なトレーニングを
複数のコーチから指導を受ける。
しかし動きとイメージに極度のズレが生じ、
スランプに陥る。
体を基礎から見直すため、
独学で解剖学を習得。
体のバランスと動きのメカニズムを
徹底的に研究。
スポーツ力を最大化し
自分で体をコントロールできる
運動方法を見つける。
試合本番でも瞬時にイメージ通りに動けることから、
「10秒で身体とイメージをつなげ
スポーツ力を最大化するボディコントロール」を
佐野美由紀と共に体系化した。
今後は同じ悩みで苦しむアスリートが、
全力で競技に挑めるように
サポートすることが目標。
JBDFプロダンスインストラクター。
趣味は大食い番組を観ること。
兵庫県神戸市に
共に現役生活を乗り越えた妻と2人暮らし。
